京浜・京葉・阪神・中京?

学級通信109号より↓↓


社会科のテストを行った。
単元は「工業生産と工業地域」
多くの人がつまづいた問題はこちら。


問1 ア、イの工業地帯・工業地域の名前を書きましょう。


たしかにめんどくさい。


京浜工業地帯、中京工業地帯阪神工業地帯関東内陸工業地域瀬戸内工業地域
東海工業地域 北陸工業地域、京葉工業地域、北九州工業地域・・・。


9つも覚えなければならないのだ。
ぱっと見ただけでやる気が失せる問題である。

聞いてみると、ア、イの2つとも正解したのは、25人中、たった3人↓↓
これはまずい・・・。
そこで、テストが終わった後の時間に少し話し合ってみることにした。


今回の課題は、ピンポイント!


なぜ、京浜工業地帯・京葉工業地域という名前なのかが説明できる。


「説明できない人手を挙げてごらん?」
聞いてみると、クラスの8割が手を挙げる。


「そんなに難しくないよ〜。ヒントは地図かな。じゃあどうぞ〜」
てな感じで『学び合い』開始。


開始後数分で

「わかった〜!」「そっかぁ〜!!」という声が響く。
15分ほどで、みんながどうして「京浜」「京葉」という名前なのかが分かった様子。


そこで、次の課題。


「社会の言葉を覚えるって大変だよね。
 でもなぜこういう名前なのかが説明できるようになれば、
 覚えるのがかなり楽になるよね。
 じゃあ、残りの7つも説明できるようになってごらん?」


再び『学び合い』スタート!


「大阪と神戸だからぁ〜、この2つの字をとって阪神かな〜」
「中京って京都にないじゃん!なんで中京っていうの!?」


なんて具合に授業は進んでいきました。


最後に工業地帯、工業地域の問題を印刷してきて、お互いに確かめあってタイムオーバー。
あまったプリントは宿題ボックスにイン!
放課後、数名がもっていきました。


テストは何がわからないかがわかるようにするためのもの。
「テストの後につまずいた所を『学び合う』時間をつくるって重要だなぁ。」
と考えさせられました。


それにしても
わかったつもりになっているけれど、わからない言葉ってけっこうあるものですね。
私自身も勉強になった1時間でした。