革命的非モテ同盟跡地 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-08-30

新型サプリ投入

なんか、最近疲れるし、一時期サプリとかスマートドラッグに凝って海外から輸入したりもしていたんですが飽きてやめちゃったとかあったんですが、最近ネットを見ていたら安くて諸成分が豊富な感じのがあったので思わず購入。

ざっくり、50日分で1,286円ですんで1日当たり25.72円*1、それでマルチビタミンミネラルだけでなくアミノ酸も入っているという全方位ぶり。しかも、大手のアサヒで安心という感じだったので思わず購入。

一日3回に分けてというのが面倒ではあるのですが、接種の効率から言えば、そっちのほうがいいんだろうねーとは思う次第。


ま、しばらく試してみることにします。

*1:割と安い方だと思う

2010-08-27

それでも着上陸侵攻は想定しなければならない

はじめに

さて、隅田金属ぼるじひ社の文谷数重氏が日本に対する着上陸侵攻の可能性に対し否定的な議論をされているので、少しこの問題について議論をしてみようと思います。なお、最初に私は週間オブイェクトのJSF氏とはあまり仲が良くないことを断わっておきます。

今すぐに着上陸侵攻はありえない

まず、当たり前のことですが、今すぐにロシア中国日本に対して大規模な着上陸侵攻を企てるとは考えづらいことです。これは現在の国際情勢は当然ですが、そのようなことになれば大変なことになりますし、そもそも中国ロシアも準備なしで日本に侵攻できるほどの能力は持っていません。

第二次世界大戦においても、ナチス・ドイツフランス侵攻(1940年)からノルマンディ上陸作戦(1944年)まで4年もの歳月がかかっています。現実的に見てナチス・ドイツソ連侵攻(1941年)以降のソ連による第二戦線構築の要請を考えても3年の年月がかかっています。そのような意味で見れば、ノルマンディ上陸作戦に比べれば小規模とはいえ、ある程度の規模の着上陸作戦を実施するための準備は年単位、平時であれば思い切った戦力シフトや増員の困難さや訓練期間等のことを考えるとそれよりも長くなるかもしれませんが、いずれにせよ年単位での準備が必要であると言えるでしょう。もちろん、ここで言う準備は戦略規模の話ですので、具体的な計画というよりも全般的な戦力の拡充あるいは戦力シフトや装備の更新等の問題になります。

国際情勢について考えれば、数年以内に日本と周辺の国が大規模な戦争に至るほどの致命的な対立関係に陥ることは少し考えにくいでしょう。しかしながら、これが10年となればすこし分からなくなります。地域大国として台頭する中国アメリカの対立が決定的になり、西太平洋以西の海上交通*1や海洋資源の問題が顕在化した場合、北朝鮮との統一を果たした韓国経済が低迷し国内的な不満の高まりで暴発した場合、一次産品の価格の低下で苦境に陥ったロシア極東方面への進出でこれをカバーしようとした場合、そして当然これらの状況に付随して日米同盟の弱体化が重なった場合… そういったことはここ数年で起きるとは思えませんが、10年、あるいは20年の間に起きても、まったくありえない話でもないという風に私は考えます。40年前に20年後冷戦は終わっているという想定は困難だったかもしれませんし、20年前にアメリカはムスリム過激派のテロ攻撃を受けアフガン戦争をすると言っても信じられなかったかもしれません。

そのように考えると、今すぐの着上陸侵攻は考えづらいけれども、10年以上のスパンで考えれば絶対にありえないとは言い切れない程度のことは言えると考えます。もっと言えば、数十年後にはまったく想像もできなかった事態に世界は突入しているという可能性すらも排除できないでしょう。

着上陸侵攻の物理的能力

さて、前節では今すぐの着上陸は出来ないにせよ、数十年のスパンで見れば可能性は否定できないということを議論しました。では、もっと具体的に物理的能力の観点から想定をしながら見てみましょう。なお、作戦規模の話です。

D-180?日

上陸作戦の準備ということを考えれば、作戦の立案や上陸部隊の集結、物資の集積、訓練等で長くて180日程度前から動きが出ることでしょう。ノルマンディ上陸作戦や仁川上陸作戦においての作戦立案が半年から数カ月程度前ですので、おおむねその程度の期間が見込まれると考えます。もちろん、技術の発達などで短くなる可能性もありますが、最低でも数カ月はかかると考えられます。もちろん、日本側は危険な兆候としてこれを察知し、弾薬や各種物資の集積、対応した訓練等を実施すると考えられます。しかしながら、我が国は専守防衛という政策をとっており、この段階で民生に対して負担をかけることに対する国民的な合意が困難な場合も十分に考えられますので、敵の策源に対する攻撃はもとより前進しての築城なども出来ないことが十分に考えられます。

D-30?日

ここは非常に難しい問題ですが、敵の侵攻意図が明確になる中で防衛出動待機命令が下され、防衛のための行動が可能になることが考えられます。もちろん、政治的な問題によりこれが達成されない可能性も十分にありえますが、その場合は不利になるでしょう。ここは、希望的観測を排除すべきと考え不利な準備なしでの状況を考えます。

D-2〜3日

日本海側の主要港からウラジオストックあるいは上海などの主要港に対するフェリー航路はおおむね数日程度の行程です。その頃に出発するのであれば上陸艦隊を護衛しなければなりませんので、航空自衛隊海上自衛隊を無力化しなければなりません。日本海または東シナ海で輸送する戦力の大半、少なくとも半分以上を無事に上陸させるならば、まず航空戦力を無力化しなければならないでしょう。そして、日本側の航空戦力を無力化できれば、日本側の海上戦力の行動も大幅に制限され、上陸部隊輸送の安全性を一定程度担保できると考えられます。

航空戦力は絶対的に基地やレーダーサイトに依存します。しかも基地の移動は基本的に不可能です。であれば、これを巡航ミサイルや弾道ミサイルによるスタンドオフ攻撃、あるいは爆撃、場合によってはゲリコマによるサボタージュによって無力化を企図するでしょう。もちろん、自衛隊はこれに対して対抗措置を取るでしょうが、奇襲的にこれらの攻撃を実施された場合、多くの航空基地やレーダーサイトが当面の間無力化されると考えられます。我々は専守防衛という政策をとる以上、初回の奇襲を防ぐことが非常に困難です。

私は、基地のある程度の復旧や移動警戒隊などの展開を最悪数週間程度待たなければならない可能性があると考えます。侵攻側にとっては航空戦力をパリティに戻され航空優勢を失うことが問題になりますので継続的な基地への攻撃はされると考えておいてよいと思います。

また、上陸側の航空優勢の下で海上自衛隊はその能力を十全に発揮できないでしょうから、洋上での阻止も限定的にならざるをえないと考えられます。陸上配備のSSMについては隠掩蔽により保全はできるでしょうが、上陸地点が広範囲に想定されるため、また海上自衛隊航空自衛隊からの情報が少なくなるため限定的な対応を望む以上は難しいと考えられます。

D日

さて、そのような奇襲を経て彼は上陸することでしょう。空挺あるいは空中機動戦力の投入もあるかもしれません。第一波は海岸が想定されますが、日本海あるいは東シナ海側に上陸可能な海岸は数え切れないほどあります。とはいえ、揚陸艦や上陸用舟艇の数は限られますから、戦力のシフトあるいは拡充を経ていたとしても1コ師団規模がせいぜいではないかと考えます。現有兵力であれば1コ大隊から数コ大隊がせいぜいだと思いますが、準備期間を考えればある程度の上陸戦を可能とする体制を整えると考えられます。

さて、これを海岸で迎え撃つのは困難だと言わざるを得ません。

港湾数一覧、特定重要港湾及び重要港湾の位置図 PDF

この図を見ればわかりますが、日本海東シナ海側の重要港湾だけで30以上、地方港湾を入れれば数え切れないほどあります。当たり前のことですが、最初に投入される強襲上陸部隊や空挺、空中機動部隊は普通の歩兵師団やあるいは機械化師団、戦車師団に比べれば薄弱ですし数も少なくなります。また、物資の輸送も必要です。であれば当然に港湾の奪取が必要になります。

であれば、一つ、あるいは複数の港湾の奪取を第一目標として彼は上陸を行うと考えられますが、これだけ数が多いとすべてに部隊を張り付けて防衛することは困難です。また、上陸前に拒否行動を行うことも政治的に困難でしょう。

翻って、内陸部から上陸を確認後即座に逆襲するというのも困難でしょう。我が方の航空戦力が無力化されている以上、半ば自殺行為にもなりかねません。

D+1〜3日

強襲上陸部隊、空挺部隊、空中機動部隊の第一波の後に来るのは、民間商船に載った普通の歩兵師団、あるいは機械化師団、戦車師団です。RoRo船やフェリー、コンテナ船などに積載された部隊が主力になります。

隅田金属日誌(墨田金属日誌) 上陸予想戦力を示せないJSF氏

あたりを読みますと、文谷数重氏は揚陸艦を重視して商船による輸送をあまり考慮されていないように思えます。実際のところ、揚陸艦であがる海兵は実質的には軽歩兵ですし、空中機動部隊や空挺部隊も基本的に軽歩兵です。これは火力等の意味でかなり能力が制限されるものです。その意味では、主力は商船に載った重い師団になります。*2

重要港湾の能力を考えてみましょう。

境港 全体貨物概要 PDF

この資料によれば境港で2000年に約200万トンの輸入貨物取扱高がありましたので単純に365で割っても5000トン以上を受け入れられる計算になります。これだけで1コ師団1500t/日の補給量で計算して3個師団分の補給は可能です。当然にRoRo船などを利用した上陸も可能であると考えられます。

地方港湾も能力的には劣るとはいえ、一定程度の貨物取扱能力を有しますから数個の港湾を奪取した場合、補給量から勘案して上陸可能戦力は5コ師団前後程度になると考えられます。YS-37の想定は、あくまで訓練のためのものですからお手盛り感はぬぐえないものの、あまり荒唐無稽な想定というわけにもいきませんでしょうし、敵が数個の港湾を奪取した場合に港湾の能力から算定される補給量で養いうる師団数という意味で妥当な数字ではないかと考えるところです。

各国商船船腹量 2007年末 エクセル:29KB

また、こちらの表を見ますと、中国韓国日本を上回る船腹を有していますし、ロシアもかなりの船腹を有しています。これをすべて上陸作戦に使うことは困難にせよ、一部を供出するだけで上陸作戦を可能とする船腹は十分に手に入ります。

D+7〜14

この上陸した5コ師団規模の敵と戦う陸上兵力はどのようなものが妥当でしょうか。この場合、方面隊の任務は他方面隊からの増援やあるいはアメリカ軍の上陸までの間、我が方の戦闘力を温存しつつ時間稼ぎをすることです。つまり、遅退をしなければなりません。

今回のエントリでは私は戦術規模の話をしませんが、この場合に必要なのは相手側の戦車と正面切って殴り合いが出来る戦車を含むある程度重厚な普通科を主体とした師団が同数とは言わないまでも最低でも彼の半分ぐらいは必要になるであろうと考えます。

このような遅退を繰り広げつつ、航空自衛隊の基地機能の回復と航空優勢の奪取を待ち、彼の攻勢限界を見計らっての逆襲が必要になると考えられます。実際のところ、航空自衛隊の基地機能の回復がどの程度の時間がかかるか見積もるのは難しいところですが、数週間程度で回復できるかと思います。もちろん、これだけの期間があれば米軍も駆けつけられますから、それも含めて考えればおおむねD+7〜14、遅くともD+30ぐらいまでに彼の攻勢限界と我が方の増援の到着が期待できると思われます。

D+30

あとは逆襲により彼を海に追い落とす仕事です。

結論 10式戦車は導入すべきか

さて、このように考えますと、少なくとも日本は陸上戦力において各作戦正面に世界基準にキャッチアップした水準の数個師団の貼り付けが必要になります。そのように考えれば、老朽化・陳腐化の進む74式の更新として第3.5世代戦車の導入は妥当であると考えられると思います。

最初に論じたように数十年のスパンで考えれば着上陸侵攻の可能性は否定できません。同時に装備の更新もまた数十年のスパンです。さらに言えば陸上戦力の数的な整備も数十年単位のスパンで考えなければなりません。であればこそ必要になるのは着上陸侵攻を思いとどまらせるだけの十分な基盤的防衛力の整備であり、それこそ防衛の本筋ではないかと考えます。

多くの人は、政治家や軍事評論家を含みますが、自衛隊のスリム化、海外派遣やゲリコマ対策といった新しい任務の重要性を訴えます。しかしながら、新しい任務に対しても基盤的な防衛力は効果的ですし、このように考えていけば安易なスリム化は困難です。確かに、この考えは地味でしょうが、地味だからこそ王道であり最も効果的であると私は考えるのです。

*1経済的な面だけでなく戦力を投射するためのものを含む

*2:だから私は斬首戦略の効果に疑問を持つ

2010-08-20

旧態依然たる戦車や高射

はじめに

片山さつきは平成17年の防衛庁との対決以来大っ嫌いなのですが、なんかまた酷いことを言っているので少し書きます。

私がしわけたのは、新たな脅威であるミサイルヤ、テロ、細菌、島しょ防衛などに対応する部分、情報収集力の向上等に、旧態依然たる戦車や高射から財源シフトさせようとしたのであって、戦力維持は、大前提でした。

http://satsuki-katayama.livedoor.biz/archives/3499840.html

いや、確かに、ミサイルやテロそのほか諸々は大切です。冷戦後の世界において柔軟な脅威に対応することは確かに必要なことでしょう。ですが、それでも戦車や高射は必要です。そう、中核となる陸上戦力こそ、勝利の源泉であるのです。

ゲリコマとか

中央公論の2005年1月号で彼女は、対ゲリコマ対策として、陸自を縮減してRMAにより高度化し機動的な戦力で敵に張り付けるとか言っていたわけでが、それがいかにナンセンスなことかすこし考えてみましょう。

確かに、ゲリラに対して高度化した軍隊をぶつけるというのは、一見正しいように思えます。カッチョイイ少数の特殊部隊が北朝鮮のゲリラを追い詰めてやっつけるとか、確かに良いように見えるかもしれません。しかしながら、これは困難です。というか、映画の見すぎです。

海上や航空みたいに高性能なレーダーで見張ることができる環境ならいざしらず、陸上のゲリコマというのは確率的に存在するものです。この辺に居そうな感じがする程度のものしか把握できません。ゆえに、これに対する対応というのは基本的に包囲と、圧倒的な戦力での監視です。RMAで対応できるなどと一部の論者は言うかもしれませんが、たとえRMAにより戦場の把握が容易になり、効率的に戦力が投射できるとしても、センサーたる兵士の必要性は高まりこそすれ減りはしません。

また、これは普通科だけで対応するよりも、戦車などと連携して対応した方が有効です。戦車は高度な暗視装置等を装備し、歩兵の持つ装備のほとんどをはじき返し、高性能な射撃で数km以上先の敵を木端微塵に吹き飛ばせます。これらを、普通科とともに包囲網の一部や交通の要衝に配置すれば、敵はここを避けようとするでしょう。また、敵が築城し立てこもった場合などに戦車無しで攻撃をしようとすれば損害はより多くなるでしょう。また、装軌車両は装輪車両より路外機動力に勝りますから、路外に潜む敵と戦うにはより望ましいと考えられます。

軽くて速い、そして薄弱な少数の兵力を投入したイラク戦争は泥沼一歩手前まで陥り、アフガンは泥沼です。確かに、そういうのはカッコいいですし経済効率もよさそうですが、陸上兵力の基礎は厚みにあるのです。

中小規模の侵攻に対して

もう少し規模の大きい侵攻を考えてみましょう。敵が空中機動戦力などを投入して重要拠点の奪取と、それによる政治的目的の達成を狙った場合などです。この場合は、高射はまず活躍することでしょう。敵が空中機動戦力を用いるならば、当然に経空攻撃は想定しなければなりませんし、ヘリで上がっている敵戦力に脅威を与えなければ相手はどこにでも降り放題になってしまいます。

また、降下後の敵に対して機動的戦力を我はぶつけなければなりませんが、これに我が方の空中機動戦力をぶつけるというのはもちろんあり得るでしょうが、あまり似たような軽くて弱い戦力をぶつけるというのは損害が増えるのでお勧めできません。むしろ、戦車やFVあるいはAPC等を装備した機甲戦力が望ましいでしょう。これらは確かにヘリよりも速度で劣りますが、敵は我が方の後方域等に降着するするのですから、我の予備の近くに存在するはずです。であれば、我の機動的な予備を投入し掃討するのがより望ましいでしょう。

大規模着上陸侵攻に対して

中国はもうすでに、あるいは近い将来に日本に対する着上陸侵攻を可能とする戦力を整備することでしょう。中国の著しい海軍の増強は、一義的には海上交通路の保護や自国の権益のためと理解されるでしょうが、それは同時に日本に対して師団規模の着上陸を可能とする戦力ともなりえます。

このような状況下では、当然にこれに対して一定程度の抵抗力を有する戦力を整備しなければなりません。基盤的防衛力整備は状況が流動的であるからこそ必要になるのです。にもかかわらず、ゲリコマやミサイルや低強度の紛争に特化して、重厚な粘り強く敵を止める師団、圧倒的な打撃力で敵を打倒する師団を廃してしまえばどうなるでしょうか。それはきっと、敵戦力にギッタギッタに叩きのめされてしまうことでしょう。

まとめ

我が方は専守防衛という戦略をとる以上、絶対的に当初の主導を相手に取られます。そこで効率的な戦力投入による効率的な敵の撃破が期待できるでしょうか? どう頑張ってもおっとり刀で駆けつけざるをえない以上、とりあえずの敵を正面の部隊で拘束し被害を局限しながら遅退し爾後、敵の攻勢限界を待って逆襲に転じる以外の方法がありません。

であればこそ、必要なのは基礎的な防衛力であるのです。


あと、最後に参考になりそうな本を一冊だけ紹介します。現実的な想定を元に次世代の陸上自衛隊のあり方を論じた本です。やや専門的かもしれませんが良い感じだと思います。