●ドローイングを描くための紙を買いにいきたいと思っているのだが、ここ二、三日ずっと雨なので買いにいけない。キャンバスに張る麻布だったら、多少雨が降っていても、ビニールを被せて濡れないように気を使えば、駅から自分の部屋までくらいの道のりならなんとかなるけど、紙は、怖くて雨のなかを持って歩いたり出来ない。(沢山の枚数を描くため、丈夫な水彩紙とかではなく、安い画用紙を使っているのでなおさら。)
紙はとても湿気に敏感だ。前にドローイングの展示をした時、壁に直接虫ピンでとめたのだが、展示した時はピタッときれいに貼られていても、何日かすると、でろっと垂れたような感じになってしまう。これは、室内の湿気を壁が吸収し、それを排出する時、その湿気を紙が吸ってしまって、膨張してしまうせいで、額などに入れずに直接展示するかぎり、避けられないことなのだった。
●『トップをねらえ2!』の1話から3話まで観た。随分前に、1話と2話とを観て、あまり面白くないと思ってやめてしまった。『トップをねらえ!』が面白かったので、観直してみようと思った。ガイナックスのアニメの技術はとにかく凄くて、それはもう感心して観るしかないのだが、作品としてはやはりいまひとつのように思えた。基本的な設定の単純さを、登場人物の「過去の傷」(を匂わせる)みたいなやり方によって幅をつくろうとするのは、お話としていかにも安易だと思う。演出も脚本も、これだけのことをしているのに、何でそこで、みたいな部分で、けっこう安直に手癖で流すみたいな感じが見える気がする。(どこか屈折したような登場人物たちのなかに、たった一人、天然キャラの主人公をいれる、という設定が、あまりいい感じがしない。)とはいっても、ガイナックスのアニメの、爆発や爆風の表現は半端ではなく凄いといつも思う。もちろん有機的な怪物やロボットのデザインや動きも。