日本の優秀な人材はどこにいるのか(独断と偏見編)

皆さんこんにちは。fusatonです。


今日は、優秀な人材をテーマにお話しします。
日本の将来を支えるのは、やはり人材なのだとおもうのですが、
彼らが今どこにいるのか、なにを目指しているのかが、
日本の、そして世界の命運を分けることになると思うのです。


そこで、日本の優秀な人材はいまどこにいて、
どんな人たちなのかを、私のイメージでお話します。



■「優秀な人材」とはどんな人たちか


優秀な人とは、どんな人か。
私の定義では、困難を乗り越えて、成果を生み出すことができる人、です。


あえてエリート、とは書きませんでした。
エリートというのは、社会的地位を意識する言葉です。
たとえば、医者、官僚、大企業の幹部人材などです。
もちろん、このようなエリートにも「優秀な人」はたくさんいますが、
「優秀ではない人」もたくさんいるように思っています。


世の中を変えていく、支えていくのはやはり「優秀な人」だと思います。
ですので、ここではエリートという言葉は使いません。


また、裏を返せば社会的な地位が(今は)なくても、優秀な方はたくさんいらっしゃいます。逆に言えば、彼らは困難であっても沢山の人に影響を与えるような大きな仕事はしていない可能性が高く、これからの活用が見込まれる人たちであるとおもっています。



■優秀な人はどこにいるのか
優秀な人がどこにいるか、を考えるにあたって、彼らがどんなことを志向しているかを考えるのがよいと思います。


私は勝手に、優秀な人は以下のいずれかの分類に分けられるのでは、
と思っています。


① とにかく「安定的で高水準の生活」を将来にわたって維持したい


② とにかく「お金」を稼ぎたい


③ とにかく「目立ちたい」


④ とにかく「世の中の役に立ちたい」


⑤ とにかく「極めたい」


ここで、①〜⑤のような人がどんなところにいるかを考えてみます。



①は医師や官僚、大企業の幹部など、いわゆるエスタブリッシュメントの人たちだと思います。


②はファンドに勤務している人たちや投資家、ギャンブラーなどでしょうか。


③は芸能界の人たちや、一部の起業家なども含まれるかもしれません


④はNPOや海外ボランティアなどに積極的に参加する人たちや、アカデミック、教育機関医療機関等の人たちでしょう


⑤はアスリート、日本の伝統芸能や伝統技能、町工場の人たちに多いのではと思います。


実際は①と④の混合タイプとか、②と③の混合タイプとかもいそうですが、この5つのどれかが1つ必ずつよい、という傾向にあるのでは、と思います。


これからの社会を変える人材はどんな人たちか。
それは③〜⑤のいずれかを持っている人たちなのではないでしょうか。


③は意外かもしれませんが、目立ちたいのはおそらく手段であって、
その向こうに②があるのか、④があるのかわかりませんが、目立ったことで、見てくれる人になにか感じさせることで、結局④にいったり、②に行ったりするような気がします。


ただ、②の人は、本当に自分がやりたいことを見極めていない人だと思います。
お金は「手段」であって、「目的」ではないからです。
よって、②の人は、お金を稼ぐという意味では優秀ですが、
そこどまりの2流の人たちだと思います。(独断と偏見ですいません)


④の人たちは、目的がまさに社会を変える、新しいものを生み出す人たちなので言わずもがなです。


⑤の人たちは、自分を満足させるためでもありますが、
そのことがみんなのタメにもなるような成果を生み出すのではないかと思うのです。


なお、①の人たちは、社会を「維持」していくことにはものすごく長けていますが、「変えていく」、「新しいものを生み出す」ことはあまり得意ではないのではないか、と思っています。
私から言わせれば、お医者さんは、社会を戦場に例えれば後方支援であり、ビジネスでいえばバックオフィスです。
もちろん、これらがしっかりしていないと、戦うことはできませんが、
決して主役ではありえないポジションです。


■優秀な人材を生み出す教育とは

最後に、社会を変える、あたらしいものを生み出すために、
ニッポンの教育は、どんな人材を育てていけばよいのか。


いままで、日本の教育は①を生み出すことを最上としてきました。
もちろん、これからも①を生み出すことは大事ですが、
それに加えて、③、④、⑤の人たちを継続的に生み出していくことが重要だと思います。


そしてそれは今の偏差値教育ではうまくそのような人たちは育てていくことは難しいのでは、と思っています。


じゃあどうすればよいのか?
具体案は今はありませんが、いずれまた述べたいと思います。


なお、蛇足ですが、②の人も重要ですが、②の人は①、③、④、⑤の人の為に働くと思ってください(笑)



それはまた今度。