情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

誤字SEOについて

きっかけになったのは総選挙時の幸福実現党のウェブマーケティングだ。
幸福実現党はキーワード『幸福実現党』だけではなく誤字である『幸福実現等』でも広告出稿をしていた。
そして実際、誤字『幸福実現等』で検索する人は少なからず存在した。
(僕のブログには100人以上がキーワード「幸福実現等」からやってきた。現実には無視できない数なのだろう)

「注目キーワードの誤字」というのは、それなりに検索数が存在し、SEO業界の中ではすでに「誤字はSEO対策に含まれている」ようなのだ。


とあるSEO屋さんのブログを見ていると、「投稿時にはタイトルが毎回誤字、翌日修正」というパターンが定着していた。
これはおそらく、RSSを自動的に読み込むタイプのウェブサイトでは誤字SEOを狙い、長期のSEO対策としては本命キーワードを狙っているのだろう。
そのSEO屋さんの場合は、自分の記事を引用した人や、反応した人の記事には「誤字キーワード」だけが残り、自分のサイトには正しいキーワードが残るという点も利用している気がする。
要は「機械的なりブログの類が自分よりも検索順位で上にくる」ことを防いでいるのではないか、と思っているのだが、実際のところはどうなのだろう。

ウェブコミュニケーション手段としての誤字

また、「無難なタイトルはスルーするが、「わかりやすいボケ」があるとついつい読んでしまう」、という性質が人間にはあるように思える。
(原理としてはスポーツ新聞や2chまとめブログの煽り文や、炎上マーケティングもこれを利用しているのだろう)
下手な煽り文句を考えるよりも、素直に誤字を書いておいた方がリアクションが得られるのではないだろうか。



タイトルに誤字があると

  • RSS経由でのアクセスが増え、最新記事への食付きが良くなる
  • 検索エンジンの表示順位争いで、ライバルを蹴落とす効果がある


という効果があると考えられる。

そういうわけで

2件ほど、記事タイトルの誤字が続いた所で、残り3記事、誤字で揃えてみた。
過去5件のブログ記事は全て「投稿時にはタイトルに誤字があった」ものだ。
さて、誤字SEOの効果があるのだろうか

というのは後付の言い訳です。

ゴメンナサイ,ナチュラルに誤字りました。