情報の海の漂流者

web上をさまよいつつ気になったことをつぶやいています。

青銅器の生産地と鉛同位体分析についてのメモ

友人の古代日本ネタ創作に突っ込んだついでにまとめておく。
キャプチャー画像は放送大学:分析によって知る世界('07)第二回

銅鐸

古代東アジアでは、青銅に鉛を加えて鉛入り青銅を作る技術が普及していた。
鉛は同位体測定により産地を推定することが可能


銅鐸をはじめとする古代の青銅器の鉛同位体を分析した結果、日本産のものであるという例は見つからなかった。


このことから青銅器の産地は中国河南、河北、朝鮮半島などであることが推定されるとのこと。


鉛同位体分析について

アイソトープ(同位体)とは、同一の元素に属しながら質量数の異なる原子のことであるが、これらの相対的な量を比べる分析方法がある。これは、場所によって同位体の相対的な量が異なることを利用したもので、産地を特徴づけるために用いられる。同位体分析では、鉛の分析が最も一般的である。古代銀は、ふつう少量の鉛を含んでおり、鉛同位体の比率から産地を調べることができる


『宝石の考古学』 p46
宝石の考古学 (大英博物館双書―古代を解き明かす)

そういうわけで銀にも応用可能。


後、古代エジプトの金は銅を含んでいる場合が多いので、イラストを書く場合には、赤みを含ませるとリアルになる。

原口総務相のマスメディアクロスオーナーシップ禁止発言の文字おこし

新聞・テレビの猛反発は必至 総務相「新聞社の放送支配禁止」表明 : J-CASTニュース
で話題になっていた発言。
Youtubeに動画がアップロードされていたので、文字に起こしてみた。



まず、様々な既得権益を壊していきたい。
クローズドしたものを、こじ開けていきたい。
そして、多くの人達に平等で自由なアクセス、これを保証したいと思っています。
それが今のご質問のポイントだと多います。
マスメディア集中排除原則、これを法案化します。
そしてクロスメディアの禁止、つまり、プレスと放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、そこには多様性も、あるいは民主主義のもとである批判も、生まれないわけであります。
これを法文化したいと、こう考えています。
有限である電波、これをどのようにオープンにして行くのか、これはオークションも含めて考えなければいけないし、今私が日本版FCCという言葉を使いたくないというのは、日本の総務省の歴史にあります。
つまり、長い間の政権が(これは私の視点ですけれども)総務省というむき出しの権限を持っている機関を直属に、そこが直接放送局の免許を与える。
非常にその、言論の自由・報道の自由・放送の自由に対して(不明)な存在、この存在を解体することがある意味わたくしの勤めであると考えているわけです。