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2012-04-15 Nick Vujicic氏の講義

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Affinity英語学院にて英語を学ばれている皆様。

Nick Vujicic氏による講義の動画と音声練習指定箇所のスクリプトです。


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0:37:07

You have a choice to either uplift somebody or put someone down. You either have the choice to step towards your goals and dreams or step away going into temporary things. You have a choice to either give up or keep going. Give up or get up. When you fail, try again. And again. And again.

I want you to close your eyes, please. If you don’t wanna close your eyes, that’s fine, just stare at the floor. Don’t talk to the person next to you, please. I wanna ask you. How are you? What heaviness are you carrying? What tears do you hold back? What pain ,what fears, are kept inside? You don’t have to hold on to these fears. You just take one step at a time. Not to say that these fears will completely disappear, but can you forgive those who hurt you? Because that’s when healing starts. Every time someone puts you down, will you make a decision to bring somebody else up? Picture yourself in an open area. There is no buildings and there is no shelter. And there is a storm above you. And this storm represents the situations in your life And you don’t tell anybody what you are going through because first of all, they wouldn’t understand. And second of all, they can’t even help you anyway. During the storm and you’re down on your knees, and you’re cold and you’re weak, and you feel like this is the end, are you not still here? You are still here. You don’t have to do this alone. You can talk to counselors. You can talk to people you trust. And you’re gonna talk to whoever you talk to, but I talk to Jesus. But hold on to that person who you think might help you. And imagine them right now saying that they can’t stop the storm right now, but they’ll hold you and keep you warm until the storm passes. Because when they hold you, the storm is still there, but it’s OK. Because they’re with you all the way.

Think of your friends. You look them in the eye, you know, maybe that then they are not really that happy. You go to parties, and you just look them in the eye, and you know that they are hurting as well. Everybody is trying to cover up. Can you lift somebody today? Make the choice today to do something good.

2012-04-14 Michael Sandel氏の講義

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Affinity英語学院にて英語を学ばれている皆様。

Michale Sandel 氏による講義の動画と音声練習指定箇所のスクリプトです。


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18:31

Philosophy estranges us from the familiar, not by supplying new information, but by inviting and provoking a new way of seeing. But, and here’s the risk, once the familiar turns strange, it’s never quite the same again. Self-knowledge is like lost innocence. However unsettling you find it, it can never be unthought or unknown. What makes this enterprise difficult, but also riveting, is that moral and political philosophy is a story, and you don’t know where the story will lead, but what you do know is that the story is about you. Those are the personal risks.

Now what of the political risks? One way of introducing a course like this would be to promise you that by reading these books and debating these issues, you will become a better, more responsible citizen. You will examine the presuppositions of public policy. You will hone your political judgment. You will become a more effective participant in public affairs. But this would be a partial and misleading promise. Political philosophy, for the most part, hasn’t worked that way. You have to allow for the possibility that political philosophy may make you a worse citizen rather than a better one, or at least a worse citizen before it makes you a better one. And that’s because philosophy is a distancing, even debilitating activity.

And you see this going back to Socrates. There’s a dialogue, the Gorgias, in which one of the Socrates' friends, Callicles, tries to talk him out of philosophizing. Callicles tells Socrates, philosophy is a pretty toy if one indulges in it with moderation at the right time of life. But if one pursues it further than one should, it is absolute ruin. Take my advice, Callicles says, abandon argument. Learn the accomplishments of active life. Take for your models not those people who spend their time on these petty quibbles, but those who have a good livelihood and reputation and many other blessings. So Callicles is really saying to Socrates, quit philosophizing. Get real. Go to business school. And Callicles did have a point. He had a point, because philosophy distances us from conventions, from established assumptions, and from subtle beliefs. Those are the risks, personal and political.

2012-01-04 愛は想像力

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寂聴日めくり暦 2012年[カレンダー]


皆様


あけましておめでとうございます。授業中の余談が多い、電子メールの連絡が遅い、ブログの更新が遅い等々、至らぬ点が多く、お叱りをうけることが多い小生ではございますが、少しでもマシな人間になるべく私なりに精進してまりますので、何卒ご寛容のほどお願い申し上げます。このような、自分を低い立ち位置に置く発言をして、カウンセリングの師匠に「自分をディスカウントしてはダメですよ」と叱られたことがありますが、私の人生観からすると、「自分の至らぬ点は素直に認めるべきだ」となります。ご容赦ください。あ、また謝ってしまった・・・ (苦笑)


開高健さんが、講演会の中で「言葉は病の産物なんじゃないかと思うことがある」と発言されていたと記憶していますが、私も同じような言語観を持ち合わせています。私は悩み多き人間なので、「言葉」を必要とするのだと自己分析しています。今年から、3人のひめくりカレンダーをトイレに設置しました。写真の左からさだまさしさん、瀬戸内寂聴さん、相田みつをさんです。昨年はさださんだけだったのですが、今年から3人に増えました。我ながら欲張りです。


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真ん中にあるのが、瀬戸内寂聴さんのものです。


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瀬戸内寂聴師はこうお説きになります。愛とは相手の心を想像することである。よって、愛とは想像力であると。


恋することは簡単なのですが、愛することはとても難しい。恋は、勘違いから生じた状態、勝手に「惚れた」状態のことを意味するので、究極的に言うと利己的な心理状態です。私が敬愛する島田紳助氏がテレビでよく紹介していた「勝手に好きになってもいいですか?」という口説き文句も、恋が自己中心的な心性であるという真理をついた、「人たらし」ならではの口説き文句だと思うのです。


それに対して、愛することとは死に物狂いの行為です。相手の境遇や気持ちを想像し、相手軸で物事を考え、寛容の心で相手と接しないと愛にならない。恋が利己的なもので、愛は利他的なものである、と大雑把に言ってしまっても、それほど本質からずれていないと思います。


愛には想像力が必要なので、愛する人を探す際には、想像力豊かな人、相手軸で物事を考えることができる人を探した方がよいのかもしれません。「愛しています」という言葉をささやかれても、その人が他人を愛するだけの想像力を有する人なのかを見極める必要があります。


まあ、「言うは易く、行うは難し」なのですがネ。

2011-11-08 何もないヤツは語れ?

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さだまさしさんと同時代に生かしてもらってよかった。私は小学生のころから、さださんに救われてきました。私は無口で・・・じゃなかった(笑)・・野口で・・・でもなくて(しつこい)・・実はおしゃべりでして、授業でも余談が多いです。その点、得もしているし、損もしている(迷惑をかけている?)とも自覚しています。さださんのトークCDを聴いた業界仲間のNさんに「野口さんのトークはさださんに似てますね」と言われて、私の小さな秘密がばれたような恥ずかしさと同時に、私の大切な財産を理解してくれた嬉しさを感じました。さださんの影響で落語家になったという、嘘のような本当の話もあるくらいでが、私も引退して暇になったら落語の修行をします。


さて、以下さださんの最新アルバムです。


さだシティ


「桜の樹の下で」 by さだまさし

力があるなら力を出せ

知恵があるなら知恵を出せ

お金があるならお金を出せ

何もないヤツは歌え


>>>


これとほぼ同じ言葉を、知人からのメールで「誰からか聞いた言葉です」という添え書きと共にいただきました。なんとさださんの歌詞だったのですね。あの大震災の後、日々の仕事に追われて、たいした支援活動もできず、忸怩たる思いをしていた私に元気をもらいました。結局私はさださんに生かされているんだなあ、と改めて気づかされました。私の場合は「何もないヤツは語れ」なのかなあ。


合掌。生かして頂いてありがとうございます。

2011-10-05 GMAT Mathブログ

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Affinity英語学院のGMAT Mathブログが完成しました!


http://affinity-gmat-math.sblo.jp/ 


当面、三ヶ尻(みかじり)講師に記事を書いていただく予定ですが、私も1度くらいは登場したいなあと思っています。


三ヶ尻講師による連載の初回は「Plug In(代入法)」がテーマです。GMAT Mathを攻略する上では、正攻法(代数や公式を使った解法)と、代入法の様なテクニック的解法の両方を研究することが大切です。理数系のバックグラウンドの方(野球で言うと速球ピッチャー)であっても、いざという時の為の備えとして、代入法を訓練しておくと便利です。逆に、文科系のバックグラウンドの方(野球で言うと変化球ピッチャー)であれば、代入法を基本として勉強しても、十分に高得点が狙えます。


大切なのは、GMAT Mathの勉強において「複数の解法を研究する」ことです。速球ピッチャーも変化球を練習すべきだし、変化球ピッチャーでも速球を磨くべきです。同様に、数学に自信がある方でも、念のため代入法の訓練をすべきだし、数学に自信がない方は、代入法を基本として問題演習をしつつ、念のため正攻法(方程式等を活用する解法)も、念のため練習しておくべきです。


GMAT Mathの攻略には、自己分析が欠かせません。ご自身がどのような数学力をお持ちなのかを分析し、ご自身のスタイルを確立する必要があります。

2011-09-13 GMAT 点数アップ体験談 その7

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GMAT点数アップ報告(Gさん)を、原文のまま掲載させていただきます。


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現時点でまだ出願準備中の身ですが、体験談を書かせていただきます。今年の7月から約3か月GMATコースのSC、CR,RC戦略授業を1つずつ受講させていただき、今回690(Q50、V32)を獲得することができました。私は世にいう2年目の受験生で、昨年もGMATに関してほかの予備校に通いながら受講していたのですが、590−610点をずっとさまよっていました。正直八方手ふさがりでAffinityの扉をたたきました。


僕自身の体験談が「点数伸びないんじゃないか?」とか「結局帰国子女しかMBAなんていけないんじゃないか?」と思っている方に少しでも勇気を与えればと思い筆をとっています。


Affinityに通ってよかったと私が痛感しているのは

(1)野口先生がGMAT3科目を教えていること

(2)全体感をもって構造的、分析的に授業を進めてくれること

の2点につきると思います。(実は上記は密接にリンクしているのですが。)


(1)に関しては、「何がすごいんだ?」という声があるかもしれませんが、私のようなドメな人には非常に重要な点なのです。僕自身1年目はGMATで注力すべき問題点はSCだと思っていました。現にMBAに行っている友人、先輩のみんなが「とりあえず問題はSCだよね。SCさえ点数が上がれば大丈夫」というのにだまされてSCばかり勉強していました。今私が痛感するのは実はGMATで点数が600点前後で伸び悩んでいるということは、基本的な英語力が足りないことを真摯に受け止め、CRとRCにまず注力すべきだったということです。私自身CRなどは非常に自信があり、授業に出るのはお金の無駄なんではないかと最初は思ったりもしていました(先生すいません。。)ただ私は授業を受けて、いかに自分がCRとRCの基礎ができていないのかを痛感しました。そして先生のメソッドを使えば、いかに早く、安定して、精度が高く問題の解法を見抜けるかを痛感しました。先生の言葉を借りれば、3科目のうち2科目自信科目をつくれば650点、700点はGMATはいけます。私に至っては今年は最後までSCに関しては先生の授業以外何もやらずひたすらRCとCRばかり勉強していました。本番でも、SCは2分以上考えないというルールを守り、得意科目のCRとRCで点数を稼ぐことに注力しました。とはいえやっている間は無我夢中で最後点数が出たときは自分の点数か疑うくらいでしたが・・・このGMATという科目全体を見回した時にどこにリソース配分をすべきなのか?得意な科目はどうやって精度をあげるのか?苦手な科目はどうやって抑えるのかを野口先生は熟知しています。


(2)そして先生の授業は、恐ろしいほど構造的で分析的です。あまりにも構造的なので私は授業で次に何をいいそうだなとわかるくらいです笑。私はほかの塾にあまりいったことがないので比較することはできません。しかし、前に少しだけ通った塾は問題ごとの論点などは解説してくれるものの体系だった授業ではなく、新しい問題がでたときに何をすべきなのか?といった戦略は身につかなかったように自分では思います。一方で先生の授業は、この戦略にとことんこだわります。まず最初に戦略があり、問題を通じてそれがいかに応用できるのか?を懇切丁寧に教えてくれます。先生は野球のたとえをよくしますが、フォームを丁寧に丁寧に教えてくれます。個人のタイプもあるでしょうが、私にはこの授業形式がぴったりでした。あとは家でひたすら素振りをするかのように教わったフォームを何度も何度も解きました。結局試験で焦っている中で答えを選び続けれたのは体にしみついたフォームのおかげだと思っています。


私自身もまだ受験という長いプロセスの一歩を踏み出したところです。しかし去年はどこまでいっても点数が伸びるようなイメージがわかず本当につらい思いをしていました。こうして一歩を踏み出せたのは野口先生、そしてAffinityのおかげだと思っています。まだまだTOEFLも点数を出願ぎりぎりまであげたいと思っています。出願途中で偉そうなことを書きましたが、勉強中の皆さんの少しでも励みになればと思って筆をとらせていたきました。改めて合格の際に、先生、そしてAffinityへの感謝の言葉を書きたいと思っております。

2011-09-12 まずは国を語ろう

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国を語れば“left”からブーイング

平和を歌えば“right”からクレーム


さだまさし 「神の恵み 〜 A Day of Providence」より


さださんが歌っている通り、日本は国を語ること自体がタブーとなるような、情けない国に成り下がってしまったのかもしれない。さださんは、日本という国を愛し、かつ平和の大切さを歌っているだけなのに、右(右翼)とか左(左翼)とか、レッテルを貼られて苦しんだ。


数年前のことです。私の本棚を見た訪問者が一言。「へー、右翼の本と左翼の本がが並んでいる。面白いねえ。」いったい何を意味しての発言なのか、私にはピンとこなかったのですが、どうやら西部邁氏と小林よしのり氏のことを指しているらしいことが分かりました。それにしても、よくそんな簡単にレッテルを貼ることができるなあ。そもそも、どっちが右翼でどっちが左翼だと言いたかったんだろう?両氏の本を読めば、二人とも、単純な思想的区分を許すほど、単純な思想家であることが分かるはずなのに。


小学校のホームルーム並み、いや下手したらそれ以下のレベルの議論しかできない日本の民主党政権。日本の民主党は国家を語らない。いや、そもそも日本の民主党には、党の綱領すら存在しない。近代民主主義国家において、綱領がない政党なんて許されて良いのか? 「もう親(官僚)に頼らなくたって生きていける! 親からの自立(脱官僚)だ!」と家出(?)したものの、結局一人では生きていけず、いつのまにやら謝罪もせずに甘えてずるずると家に戻り、家出の反動からか、母親(財務省)のお小遣いの範囲内でおとなしく、言われるがままに生活を送っているだけの子供(民主党)。アメリカの民主党には国家があるが、日本の民主党には国家がない。


まずは国を語ろう。国を語っていく中で、徐々に日本の歴史をバランスよく見つめなおそう。国を無批判に賛美するのではなく、また国の崩壊を目指すのでもない、健全な誇りを感じることができるような語り方で日本を語ろう。


合掌。生かして頂いてありがとう御座位ます。

2011-06-30 GMAT SC OG12th 解説 Q.102 part 2

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GMAT Official Guide 12th edition Q.102(p.676)の解説の続きです。




The Official Guide for GMAT Review



論点 #3: "関係副詞 where”



(B)と(C)においては、関係副詞の"where"が使われています。


まず、基礎的な文法ルールの確認です。関係副詞の"where"は、"前置詞+which"(例:in which, on which, at which, etc)が、場所の意味の先行詞を持つ場合に登場します。


〇×クイズ


(1) John visited the city which he was born.

(2) John visited the city in which he was born.

(3) John visited the city where he was born.

(4) John visited the city in where he was born.


正解は


1. ×

2. 〇

3. 〇

4. ×


となります。 (1)は、関係代名詞の"which"に、先行詞の"the city"を代入して文を2つに分解すると、「John visited the city.」と「He was born the city.」となってしまい、後者の文に"in"を挿入して「He was born in the city.」としないと正しい文にならないことから、×であることが分かります。


(2)の"which"に、先行詞の"the city"を代入すると、"in the city"という前置詞句が立ち現れます。そして、この前置詞句(in the city)を用いて、この文を2つに分解すると、「John visited the city.」と「He was born in the city」という、文法的にも意味的にも正しい2つの文が完成します。よって、(2)は〇です。


(1)と(2)の違いは"in"という前置詞の有無だけなのですが、(1)が×で(2)が〇となります。


そして、(2)の文の"in which"の先行詞が、場所を意味する"the city"という名詞であるため、"in which"を"where"に置き換えることが許されます。よって、(3)も〇です。"前置詞 + which" = "where"(ただし、先行詞が場所の意味の名詞の場合限定)というパターンを覚えてください。


(4)ですが、"where"自体が、そもそも"in which"を置き換えたものなので、"where"に"in which"を代入しても、本来は文が成立していなくてはなりません。が、実際に"where"に"in which"を代入すると、"the city in in which"と、前置詞の"in"が重複してしまいます。よって(4)は×です。


さて、ここまでが基礎文法のルールなのですが、GMAT SCにおいては、もう一歩踏み込んだ分析が必要な場合があります。


(5) I was in a place where nobody could see me.


という形(場所の意味の名詞+関係副詞の"where")はありえる(〇)なのですが、


(6) I was in a situation where nobody would talk to me.


のように、状況や環境等を意味する語句(situation, position, family, etc)の後に、関係副詞の"where"をおくことは、SCにおいては許されていないようです。状況や環境を意味する言葉は「場所」の意味の語句と意味的に近いのですが、SCでは「物理的な場所」「そこに人が住んだり、歩いたりできるような、現存する物理的な場所」が先行詞の場合のみ、関係副詞の"where"と用いることが許されます。


さて、問題(OG 12th Q.102)に戻ります。(B)と(C)は、clan(一族、一門、クラン、ロングマンの定義では「a large group of families tha often share the same name」)という、「場所」ではなく」「人の集まり」を意味する先行詞の後に"where"という関係副詞がきているので×となります。(この"where"の論点は、OG 12thの解説ページにおいては触れられていません。)


もちろん、このような解法を使うためには、"clan"という言葉の意味を知っている必要があります。ですが、もし本試験で"clan"の意味が分からなかったら、この論点は使わずに、その他の論点やテクニックを使って問題を攻略すればよいだけのことです。(ちなみに、"clan"は、文化人類学や社会学の文章でよく使われる重要単語ですので、ぜひ覚えてください。)



論点 #4: 名詞の形容詞的用法 


"a shoe store"(靴屋さん)という表現において、"shoe"(靴)は形容詞的に使われています。"shoe"の本来の品詞は名詞なのですが、このケースでは、形容詞的に"store"を修飾しています。このような、「本来の品詞は名詞だが、形容詞的な働きをしている名詞」の用法を、「名詞の形容詞的用法」と呼びます。


名詞の形容詞的用法においては、原則として名詞の単数形が用いられます。つまり、"a shoe store"にといえは、おそらくたくさんの靴(shoes)が販売されているはずです。が、働きが「形容詞」であるために、ここでは単数形の形(shoe)が使われています。そもそも英語という言語には、形容詞に複数形が存在しないため、このようなルールが存在するのだと私は解釈しています。



名詞の形容詞的用法の例

(1) a baseball game (野球の試合)

"baseball"(野球)という名詞には形容詞の形が存在しないため、名詞のままの形で形容詞の「代用」をしている。(名詞が形容詞のごとく働いている)


(2) a five day vacation (5日間の休暇)

"five day"という名詞が、形容詞の代わりとして"vacation"という名詞を修飾しているため、単数形の"five day"が使われています。尚、"a five-day vacation"とハイフン(-)を使うと、より丁寧で親切な表記になります("five day"が、「5日間」という、1つの意味のかたまりをなしているということを明確にしている)が、ハイフンの有無まではSCにおいては気にする必要はないようです。(私でしたら、ライティングの際にはハイフンを使用します。)


さて、では以下の2択では、どちらの方がベターでしょうか?

(3) Japan Sea sediment

(4) sediment from the Japan Sea


正解

(4)の方がベターです。(3)の"Japan Sea sediment"も、間違いではありません。Japan Sea(日本海)という名詞が、形容詞的用法として"sediment"(堆積物)にかかっているからです。ですが、SCにおいては、名詞の形容詞的用法は嫌われる傾向にあります。なぜなら、多義的だからです。屁理屈に聞こえるかもしれませんが、(3) Japan Sea sedimentは、「日本海に現在存在する堆積物(sediment at Japan Sea)」という意味まのか、「日本海からとれた堆積物(sediment from the Japan Sea)なのか、はたまた「日本海的な特徴をもった堆積物(sediment that has a characteristic unique to the Japan Sea)」なのか等々、様々な意味に解釈することが可能になります。よって、多義性を避けるために、(4)の様な、名詞の形容詞的な用法を避けた形(sediment from the Japan Sea)が好まれます。(3)と(4)は、文法的にはともに可能ですが、SCにおいては(4)の方が正解になりやすい形です。


OG 12th Q.102の(C)において、"water access"という、使う必要がなく、意味的に曖昧な「名詞の形容詞的用法」が使われているので、意味的に明確な(A)の"access to water"の方が好まれます。この論点を根拠にして、(C)ではなく(A)を選ぶこともできます。




論点 #5: there is 構文 


SCにおいて"there is 構文"は正解になりにくい語句の1つです。もちろん正答例もあるのですが、there is 構文はwordy(冗長)になったり、SCで嫌われる名詞表現になったり(「there is +動作名詞」という形は、動詞を使っている表現よりもネクサスが曖昧になる(動作名詞の意味上の主語が曖昧になる)等の弱点があるため、正解になる可能性が低いです。なので、迷ったら、ダメ元のテクニックとして「エイヤ!」と、there is 構文を使っている(B)を斬ることもできます。


<補足>

SCの問題には様々な論点が潜んでいます。どの論点を重視するか、どのようなアプローチを採用するか(意味中心か、文法&語法中心か、ロジック&システム思考中心か、等々)によって、SCの授業のやり方が決まってきます。私は授業では「ロジック&システム思考」中心に、良く言えば切れ味のよい、悪いく言えば乱暴な(苦笑)解説をしています。「暗記」という要素は、できるだけ控えめにしています。

2011-06-24 GMAT SC OG12th 解説 Q.102 part 1

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GMAT Official Guide 12th edition Q.102(p.676)の解説です。




The Official Guide for GMAT Review



論点 #1: "fewer"と"less”


そもそも、GMATは英語のネイティブスピーカーを主な対象として作られたテストです。従って、ネイティブスピーカーが日常的に誤って使用している文法、語法等が「ひっかけ」として頻繁に出題されます。


"fewer"&"less"の語法チェックテスト(○×形式)


1) John has less money than does Bob.

2) John has less books than does Bob.

3) John ate fewer rice than did Bob.

4) John ate fewer cookies than did Bob.


本来は、few/fewer(fewの比較級)は可算名詞(countable nouns)につき、little/less(littleの比較級)は不可算名詞(uncountable nouns)につきます。が、多くのネイティブが"fewer"を使うべき場面で"less"を使っており、厳密に言うと(少なくともGMAT SCにおいては)文法的な誤りです。だいぶ前のことになりますが、ロッテの元監督バレンタイン氏が、シーズン前のインタビューで"Now, there are less players to choose from."とコメントされていて、「あ、文法的には間違えだな、less→fewerとすべきだだな」と思ったことがあります。この「fewerとlessの混同」は、文法書や辞書によっては「口語的な用法・会話的な用法としてはOKである」と記載されていますが、GMAT SCでは「less +可算名詞の複数形」はダメであると認識してください。


よって、上記のチェックテストの答えは



1) John has less money than does Bob. ○(less+不可算名詞)

2) John has less books than does Bob. ×(fewer booksとすべき)

3) John ate fewer rice than did Bob. ×(less riceとすべき)

4) John ate fewer cookies than did Bob. ○(fewer +可算名詞)


となります。


というわけで、OG12th SC Q.102(p.676)の(D)と(E)における"less limitations"は文法違反です。




論点 #2: 名詞の可算名詞・不可算名詞の判断は<見た目>が優先 


上記の「論点 #1」において"less limitations"はダメである、と解説しましたが、このような解説をすると、「じゃあ、結局"limitations"が可算名詞であるということを暗記しておかないと、この問題は解けないのですね? 辞書には"limitation"は可算と不可算の両方の用法が記載されていますが・・」という類のご質問を受けることがかなり頻繁にあります。確かに、代表的な可算名詞と不可算名詞を「暗記」しておくことには価値があります(例:furniture, mail, luggage等の名詞が不可算名詞であると暗記することには意味があります)が、かといってSCや基礎文法の学習にといて「暗記」という側面を重視しすぎる傾向に、私は激しい違和感を感じています。「SCは結局暗記ですよね?」という問いかけに対しては、「本心的な理解が伴わない暗記は、結局混乱するだけでなかなか暗記できず、かつ本試験では応用が利かないですよ」と答えることにしています。


将棋の羽生善治・前名人(昨日名人戦で負けてしまった!)が、テレビのインタビューで「よくあんなに将棋の手順を覚えられますね〜」という問いかけに対し、「指し手の意味をちゃんと理解していれば覚えられる」という意味の受け答えをしていました。(すみません、記憶ベースです。)さすが羽生さん。真理をついています。「ちゃんと理解していれば覚えられる」という姿勢、「本質的な理解が伴わない暗記には限界がある」という姿勢で私はGMATの指導をしています。数学の公式の「暗記」や、文法ルールの「暗記」には、暗記するルールの本質や前提の理解が必要です。もちろん、ある程度の「機械的な暗記」が、言語学習において避けられないことは承知しています。(数学に比べると、文法の方がシステム的な思考が通用する割合が低くなります。)が、可算名詞と不可算名詞の区別については、ある程度法則性があるんです。


難しい議論をしているようですが、結論は簡単です。ご安心ください。GMAT SCにおける「可算名詞」と「不可算名詞」の区別は、基本的には「見た目で判断」すれば良いのです。


たとえば、experience(経験)という名詞には、可算と不可算の両方の用法が存在します。そして、"John has a lot of experience teaching."となっている場合は、"experience"に複数形の"s"がついていないことを理由に、不可算名詞として扱われていることと判断できます。逆に"John has a lot of experiences teaching."となっていれば、複数形の"s"がついていることから、可算名詞として使われていることが分かります。つまり、「"s"がついている場合は、基本的には可算名詞の複数形だと考えてよい」わけです。ちなみに、"a lot of experience"の方は「経験の量」を意識しているのに対して、"a lot of experiences"の方は「経験の種類の多さ」を意味しています。


同様に、"limitation"という名詞にも、可算と不可算の両方の用法が存在します(辞書でご確認ください)が、「"s"がついているのだから、"limitations"は<可算名詞の複数形>なのだろう!」と乱暴に考えることを、少なくともGMAT SCの学習のおいてはお勧めします。


このような議論が、本質的には「乱暴」な議論であることは承知の上です。学校伝統文法が好きな方は、「"s"で終わる可算名詞の単数形(例:a species)」や「"s"がつく不可算名詞(例:news)」等の例外を暗記されているかもしれません。確かに、そのような知識は無駄ではないのですが、GMAT SCにおいては、そのような例外的な名詞はあまり出題されません。「完璧を目指して、かえって混乱している」方が多いことに、私は危惧を懐いています。


確認問題: 正しい方を選びなさい。


(1) Government statistics (show/shows) that...

(2) The sixties (was/were) a time of ....


答え:


(1) showが正解です。確かに、"statistics"(統計学)という学問は不可算名詞扱いですが、具体的な統計(例:政府の統計、人口の統計、等)を意味する場合は、可算名詞の複数形扱いです。でも、私が調べた範囲では、SCの過去問では全て後者、すなわち「可算名詞の複数形」が正解となっています。これが、私が指導している「見た目優先の法則」です。乱暴な考え方ではありますが、「"s"がついている場合は、ほとんどの場合、可算名詞の複数形と考えてよい。GMAT SCにおいては、例外があまり出題されない」と開き直った方がよいと思うのです。伝統学校文法は、例外にこだわりすぎだと思うのです。


(2) wereが正解です。通常は、"the sixties"(= the 1960's = 1960年代)は、1つの時代区分として単数扱いをするのですが、原理原則に厳しいGMAT SCにおいては、"the sixties"は「60,61,62・・・69」を数え上げた複数形と認識しているようです。なので、ここでも「見た目優先の法則」を使って、「"s"がついているのだから、多分複数形なのだろう」と理解し、wereを選ぶべきです。実際に、過去問で出題されている論点です。

2011-06-20 GMAT SC OG12th 解説 Q.101 part 2

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Official Guide 12th edition Q.101(p.676)の解説の続きです。



The Official Guide for GMAT Review


論点 #3: 代名詞のルール


選択肢(D)における"makes them likely to miss signs"の"them"は、意味的には、文頭の"Executives' being"のアポストロフィー(')の前の部分、つまり、Executivesを指す必要があります。もしそのような代名詞の用法が許されるのであれ ば、(D)の"to miss signs"の意味上の主語が"Executives"になり、意味的に正しくなります。


ですが、アポストロフィーの中にある名詞(この場合はExecutives)を、後で"they"や"them"という代名詞で受ける用法は、文章のスタイル上好ましくありません。


たとえば、


× (1) John's car is nice, and he is happy.



× (2) John's car is nice, and I am jealous of him.


等の文は、少なくともGMAT SCにおいては好ましくないようです。おそらく、以下がその理由です。


"John's car"という表現においては、"John's"が1つのかたまりとして形容詞的に"car"を修飾しています。つまり、"John's"が形容詞の働き をしているので、そのかたまりを分解して、アポストロフィーの中の名詞である"John"だけをとりだして、後で"they"や"them"で指し示すと 考えるのは、やや都合が良すぎるからです。"John"は名詞だが、"John's"は形容詞なのです。


ただし、このルールには例外があって、


○ (3) John's car is new, but his bike is old.


のように、"his"という所有格が"John'sを指すことはできるようです。(過去問に、このような正答例があります。)そもそ も、"his"という言葉は、実質的には品詞が形容詞(carを修飾している)なので、"his"が"John's"という、形容詞的な働きをしている言 葉を指し示すことは可能であると考えるのが自然です。(辞書的には、"his"は「代名詞の所有格」なのですが、実質的な働きは「形容詞」です。)


というわけで、選択肢(D)の"them"が"Executives"を指していると考えることには無理があるため、斬ることができます。



論点 #4: 副詞のかかる先 


最後に、選択肢(C)と(E)との比較です。


選択肢(C)の文末にある"if it has worked well in the past"という副詞節が、どこにかかっているか(どの語句を修飾しているか)を考えてみましょう。"if it has worked well in the past"が、主節(An executive who is heavily committed to a course of action is likely to miss or misinterpret

signs of incipient trouble)にかかっていると考えれば意味が通るのですが、もし"if it has worked well in the past"が直前の節(when they do appear)にかかっていると解釈すると、文が意味的に成立しなくなります。


ある意味、英語力がある方ほど、SCの選択肢を本来の意味(正しい意味)に無理やり読んでしまいがちなのです。つまり、上記の2つの解釈のう ち、意味が通る方の解釈、すなわち"if it has worked well in the past"が主節にかかっているという「勝手な」解釈をしてしまいがちです。が、SCにおいては「文の意味をどのように解釈できるか」ではなく、「文をど のように解釈するのが、文法的、スタイル的に好ましいか」を考え、そのような「SCのルール上可能な意味解釈」を、「正しい意味」と戦わせて考える必要が あります。


SCにおいては、原則的には「文末の副詞」は「直近の動詞」にかかります。つまり、SCのルールを考えると、"if it has worked well in the past"は"when they do appear"にかかるべきなのです。が、それが「正しい意味解釈」にはならないため、この選択肢(C)は正解ではありません。このように、副詞は場所次 第でどの動詞を修飾するかが決まってしまいます。そして、直近の動詞を修飾すると考えて、意味的に成り立たない副詞のことを、業界では"Dangling Modifier"とか"Misplaced Modifier"と呼びます。(副詞だけではなく、形容詞にもあてはまる考え方ですが、ここでは形容詞についての解説は省略します。)


正解の選択肢(E)は、"especially one that has worked well in the past"という同格句("one"は"a course of action"を指している)を使用することで、選択肢(C)における Dangling Modifierの問題を修正しています。ちなみに、同格句を使っている選択肢は、統計的に正解になる可能性が高いです。(E)は、SCにおいて極めて正 解になりにくい"being"という言葉が使われてはいるものの、"being"という動名詞を主語にする「意味的な必然性」があり、その他のいくつかの論点を検証した結果、最も適切な選択肢であることが分かります。

2011-06-16 GMAT SC OG12th 解説 Q.101

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トライアルとしてGMAT SC(Sentence Correction)の解説をさせていただきます。題材はGMAT Official Guide 12th editionのQ.101です。「最初に選択肢を<縦>に眺めてスプリット(問題の論点)を探す」か、あるいは逆に「原文を<横>に読んで文意をとることから始める」か、という2つの主流の解法のどちらがベターか、という専門的な議論には触れず(解法については授業の中で扱います)、SCの問題の中に潜んでいる文法的、語法的、意味的な論点を中心に解説します。文法が苦手な方、SCで苦戦している方を特に意識して、丁寧に分かりやすく解説することを心がけます。


The Official Guide for GMAT Review


OG 12th p.676 Q.101


論点 #1 “being”


正解は(E)です。”being”はSCにおいて極めて正解になりにくい語句なのですが、beingを必要とする構文や文意の場合は、稀ですが正解になります。


たとえば


× (1) Happy is important.


は文として成立していません。”happy”は形容詞であり、形容詞は文の主語になることができないからです。アメリカ人と話していると、”Happy is good.”の様に、形容詞を主語にしている文を耳にしますが、文法的にはダメです。


○ (2) Happiness is important.(幸福は重要である。)


“happy”という形容詞の名詞形は”happiness”(幸せ)であり、主語になることができます。「幸福」「幸せ」という、抽象概念が重要である、という意味になります。

それに対して、


○ (3) Being happy is important.(幸せな状態であることは重要である。)


と、動名詞のbeingを加えた文は、「幸せ」という抽象概念ではなく、「幸せな状態にあること」という「状態」を意味しています。


このように、(1)の文を修正する手段は(2)と(3)の両方があり、(3)の「状態」の意味を表現する場合には”being”という言葉を使わざるを得ません。


Being healthy is important.(健康な状態であることは重要である。)

Being loved by someone is precious. (誰かに愛されているという状態は貴重である。)


正解の(E)は、「なんらかの一連の行動に深く関わらされている状態」という意味の主語を形成するために”being”という動名詞を使っているのです。


論点 #2 ネクサス(潜んでいるSV関係) 


必要以上に文法用語を使う必要はないのですが、便利なので「ネクサス」という概念を使わせていただきます。ネクサスとは、潜んでいるSV関係のことです。


たとえば、


Cathy makes me happy.(キャシーは私を幸せにする。)という第5文型(SVOC)の文においては、OとCの間にSV関係が潜んでいます。このCathyの例文において、"me happy"の部分に「I am happy」という関係が潜んでいます。第5文型は「O=Cという意味関係がある」という理解の仕方もあるのですが、私は「OとCの間にネクサスがある(SV関係が潜んでいる)」という解釈の方が応用が利くと思います。


さて、正解の(E)ですが、"make an executive miss signs"の部分に、「an executive: S」「miss : V」というネクサスがあるので、「誰がmiss signsしたのか」が明確になっています。(an executive が miss signs した)それに対して、(A)の選択肢においては、 "makes it likely to miss signs"の中の"miss"の意味上の主語(ネクサス上の主語)が不明なので、(E)に比べると意味的に不明瞭(missの意味上の主語が不明)です。"make it likely to do"という構文における"to do"の意味上の主語を明確にしたければ、"Rain makes it likely for me to stay home."のように"for +意味上の主語"を挿入する必要があります。


(B)も、"makes missing signs of incipient trouble or misinterpreting ones likely"の部分における、"missing sings"という動名詞のネクサス上の主語が曖昧なので、(E)よりも劣ります。また、そもそも、makeという5文型の動詞の後の"O"(目的語)の部分に動名詞を用いるのは、非常に不自然な英語です。


(1) Rain makes playing baseball outside difficult.


よりも


(2) Rain makes it difficult to play baseball outside.


という"it... to..."構文を使った方が自然な英語になります。


この問題(Q.101)については、あと2つほどご紹介したい論点があります。(続く予定)

2011-06-06 アメリカ留学の前に

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これからアメリカへ留学する皆様、及び渡米したばかりの皆様へ


リクエストをいただきましので、以下私より推薦図書のご紹介です。


(1)スヌーピー(PEANUTS)


残念ながらアマゾン上では品切れみたいですが、以下の本をお勧めします。


・文庫

スヌーピーたちのアメリカ (新潮文庫)
広淵 升彦
新潮社
売り上げランキング: 362139


・単行本(内容は、上記の文庫と同じです)

スヌーピーたちのアメリカ
広淵 升彦
新潮社
売り上げランキング: 451105


スヌーピーが登場する漫画シリーズの正式なタイトルは「PEANUTS」(ピーナッツ)です。この本はアマゾン上では品切れの様子ですが、マーケットプレイス(古本)ならどうにか入手できるようです。それにしても良書が売れませんねえ・・・ 


私は小学校低学年のころからずっとPEANUTSを読んできました。PEANUTSの登場人物は、基本的に全員アメリカ人の子供です。人間以外には、主に犬のスヌーピーと鳥のウッドストックですね。私は子供のころから、よく意味が分からないまま、精神科医として5セントを請求するルーシー、犬のくせに弁護士として活躍するスヌーピー、ハロウィーンにカボチャ畑でカボチャ大王(グレート・パンプキン)を待ち続けるライナス、野球が下手なのに何故かチームの監督兼エースのチャーリー・ブラウン、等の漫画に触れてきました。PEANUTSは、英語の勉強にもなります(私は高校生のころ、PEANUTSの4コマ漫画を音読教材の1つにしていました)し、アメリカの歴史や文化を学ぶ題材にもなると思います。


尚、「アメリカを知る」という視点からはややずれるかもしれませんが、ユング心理学者の故・河合隼雄氏と詩人の谷川俊太郎氏による以下の対談本も、ピーナッツの深い内面世界を知る上でお奨めです。

誰だってちょっと落ちこぼれ スヌーピーたちに学ぶ知恵
河合隼雄
講談社
売り上げランキング: 435161


この本も品切れ(絶版?)なんですね。残念・・



(2) アメリカの歴史

アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書
村田 薫 James M. Vardaman Jr.
ジャパンブック
売り上げランキング: 47228


アメリカへ留学する際には、やはりアメリカの歴史を最低限は知っておくべきだと思います。上記の本は、アメリカ人小学生向けのアメリカ史の本に、日本語訳を加えた対訳本です。


アメリカ素描 (新潮文庫)
司馬 遼太郎
新潮社
売り上げランキング: 138533


少し古い本ですが、司馬遼太郎氏による秀逸なアメリカ体験記です。他に、ニューヨークに限定して書かれた


ニューヨーク散歩―街道をゆく〈39〉 (朝日文芸文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞社
売り上げランキング: 147435


という本もお奨めです。2冊共に、司馬遼太郎氏ならではの、「旅先でのエピソード」と「歴史的な事実関係」を織り交ぜた、読みやすい名著だと思います。



(3) 聖書とキリスト教


聖書やキリスト教関連の本は、選ぶのが非常に困難です。キリスト教徒によって書かれた本を読むのか、信者ではない人による本を読むべきなのかが難しいですし、またキリスト教のみについて書かれた本を読むべきか、関連宗教であるユダヤ教やイスラム教も視野に入れた本にすべきか、も難しい点です。


が、あえて以下の2冊に絞り込みました。


ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座 (徳間文庫)
井沢 元彦
徳間書店
売り上げランキング: 18117


井沢氏の著作は、今までの常識や偏見にとらわれず、根本的な部分に切り込んでいるので非常に面白い。


はじめての宗教論 右巻~見えない世界の逆襲 (生活人新書) (生活人新書 308)
佐藤 優
日本放送出版協会
売り上げランキング: 19190


佐藤優氏は、現代日本の論壇における「鬼才」だと思います。神学専攻者として、プロテスタント信仰を持つ人として、つまり「キリスト教内部の人間」の視点から、バランスの良い宗教論、キリスト教論、そして教養論を展開しています。


どの分野であれ、アメリカの大学や大学院に留学をするのであれば、最低限の「教養」「一般常識」が必要である、というのが私の信念です。MBA留学だからといって、宗教のことをないがしろにしてはいけないと私は固く信じています。宗教と経済や経営は、根っこの部分で深く関連しているからです。


また、Affinityの受講生の方から、以下の本もお奨めであるという情報をいただきました。


世界四大宗教の経済学―宗教とお金、その意外な関係 (PHP文庫)
白取 春彦
PHP研究所
売り上げランキング: 298137


宗教と経済がいかに深く関係しているかをテーマにした、実践的な本だと思います。(私は、まだ読み始めたばかりですが・・)

最後に一言。当たり前のことですが、留学してからが本当の勝負です。留学生活を充実したものにするために、事前の準備を怠らないでください。Good luck!

2011-05-18 TOEFL iBT関連リンク集

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本日はTOEFL情報をお届けします。


振り返ってみると、私はTOEFLという試験と既に25年程度付き合っていることになります。最初は自分自身の留学のため、そして社会人になってからは指導者として。そして、その間に試験形式PBT→CBT→iBTと変わっていきました。他に、TOEFL ITPなんてもあったりして分かりにくいですよね〜


以下、TOEFLの初級者向けに、基本情報とリンク集をまとめました。TOEFL iBTの申し込みや受験に必要な情報をご覧になりたい方は(3)の項目からご覧ください。


(1) TOEFLの変遷


TOEFLは"Test Of English as a Foreign Language"の大文字の部分をくっつけた造語)です。主に英米圏の大学へ留学する際に受験するテストです。現在日本では、TOEFL iBT(internet based test)という、3世代目のTOEFLが実施されています。名前が示している通り、インターネット回線を利用して、パソコン画面で受験するテストです。よく尋ねられるのですが、なぜ"i"だけ小文字かは知りません。(苦笑)おそらく深い意味はないのだと思います。iPodやiPadと同様に、なんとなくファッションで"i"を小文字にしているだけのことだと思います。(関係者の皆様、もし何か事実誤認があったらコメントか電子メールにてご指導いただけないでしょうか。)


iBTの他に、模擬試験としてTOEFL ITP(Institutional Testing Program)という紙の試験が実施されていますが、一部の大学において、交換留学等の際にITPのスコア提出が許されていますが、基本的には1年間の交換留学においてもiBTのスコアが必要となります。尚、TOEFL ITPの形式は、1世代目のTOEFLである「TOEFL PBT」とほぼ同じです。


★TOEFL ITP公式情報

http://www.cieej.or.jp/toefl/itp/index.html


TOEFL iBTは3世代目のTOEFLです。1世代目のTOEFLがTOEFL PBT(Paper Based Test)です。私が高校生の頃留学のために受けたのはTOEFL PBTです。(懐かしい)テストの名が示す通り、マークシートを使用する紙のテストです。満点が677点で、区切りの点数が450点(短大留学で最低必要な点数の目安)、500点(4年生大学への留学で必要な点数の目安)、550点(大学院留学で最低必要な点数の目安)と50点刻みでした。いまだに、大学&大学院の事務局の方の中には、このPBTの点数でないとピンとこない方がいます。なので、iBTの点数がPBT換算では何点になるのかは知っておいた方が良いです。


★TOEFL PBTとiBTの換算表(以下のサイト上のPDFファイル6ページ目にあります。)

http://www.ets.org/Media/Tests/TOEFL/pdf/TOEFL_iBT_Score_Comparison_Tables.pdf


PBTは点数の1/3が文法セクションによるものであり、「文法偏重」等の批判を浴びました。「TOEFLの点数は高いが、実際の英語運用能力がない学生が多い」等の批判や不満が欧米の大学で生じました。そこで登場したのが、2世代目のTOEFLである「TOEFL CBT(Computer Based Test)」です。PBTからCBTへの変更点として一番重要なのが、紙の試験からコンピューターを使用する試験へと変わった点です。また、文法セクションの全体の点数に占める割合が約1/6へと減りました。が、それでも、実際の英会話能力、英語によるコミュニケーション能力を測るセクションはありませんでした。そこで登場したのが、3世代目のTOEFLである「TOEFL iBT(internet Based Test)です。TOEFL iBTには文法セクションがありません。Reading, Listening, Speaking, Writingという4セクションからなるテストです。文法セクションがないことの是非については、私には論じる資格も勇気もないので(笑)ここでは触れません。


(2) TOEFL関連団体


TOEFLは


★ETS(Educational Testing Service)が作成

http://www.ets.org/


★プロメトリックが日本においてテストを実施

http://ac.prometric-jp.com/


★CIEE(国際教育交換協議会)が「日本事務局」として協力

http://www.cieej.or.jp/


と、3つの団体が実施に関わっています。必要に応じて、これらの3つの団体にコンタクトする必要があります。



(3) TOEFL iBT情報


★My Home Page作成

http://www.cieej.or.jp/toefl/toefl/myhomepage.html

My Home Pageを作成しないと、TOEFL iBTの申し込みができません。まずはこのページの指示に従ってMy Home Pageを作成してください。


★My Home Pageログイン

https://toefl-registration.ets.org/TOEFLWeb/extISERLogonPrompt.do

TOEFL iBTの申し込み、テストの結果(点数)の確認等は、このページにログインして行います。


★試験日程と会場情報

http://ac.prometric-jp.com/shared/schedu/tokyo.htm

東京地域のTOEFL iBT実施日程と会場の一覧です。


★TOEFL公式サイト

http://www.toefl.com

TOEFLを作成しているETS(Educational Testing Service)によるTOEFL公式サイトです。TOEFL関連で必要な情報は、ほぼ全てこのページに掲載されています。


★身分証明書について

http://ac.prometric-jp.com/toefl/jp/online.html

TOEFL受験当日、身分証明書が必要となります。原則として、パスポートを用意する必要があります。


★TOEFL iBT サンプル問題(無料)

http://www.ets.org/toefl/ibt/prepare/sample_questions

このページから、TOEFL iBTのサンプル問題(パソコン上で解く問題)を無料で入手することができます。まず何はともあれ、解いてみてください。ただし、あくまでサンプルなので、問題数は少ないですし画面も厳密には本試験とは異なります。TOEFL iBTの雰囲気を無料で味わいたい方にお奨めです。


★TOEFL iBT公式模擬試験(有料)

http://www.cieej.or.jp/toefl/ets_shop/tpo.html

または

http://toeflpractice.ets.org/

本試験を受ける前に、まずは模擬試験を受けましょう。本試験とほぼ同じ形式ですし、点数も出ます。受験後に問題の見直しをすることもできます。


★TOEFL Tips

http://www.ets.org/Media/Tests/TOEFL/pdf/TOEFL_Tips.pdf

TOEFL iBTの試験内容、点数、SpeakingとWritingの採点基準、TOEFL PBTとTOEFL iBTとの間の点数換算表、等が詳しく書かれています。特に教員の方に読んでいただきたい内容です。



(4) TOEFL iBTの動向


TOEFL iBTの実施が始まって以来、若干の変更がありました。まず、受験制限が撤回されました。日程の予約さえできれば、今は毎回受験できるようになっています。また、Writingセクションにおけるコンピューター採点が現在では導入されています。(http://www.ets.org/toefl/ibt/scores/)私のTOEFLライティングクラスでは、純粋な英文エッセイライティング指導に加えて、コンピューター採点システムに好かれるエッセイの書き方、点数が出やすいエッセイの書き方も指導しています。こういうことをするから「邪道」等と叱られるんだろうなあ。まあ、全て覚悟の上でのことです。風太郎 punk at heart 


(5) おまけ

某大手留学予備校でかつて同僚だった葛山(かつらやま)氏が、TOEFL iBTについての詳細をブログに頻繁に更新されています。http://etestprep.co.jp/wordpress/  


ちなみに、私が運営しているAffinity英語学院にてTOEFL Speakingクラスをしている五十峰(いそみね)講師(http://www.affinity-english.com/isomine.html)が、この葛山氏のブログでTOEFL Speaking対策の連載をしています。(http://etestprep.co.jp/wordpress/?p=4041


(6) 私は・・?

私は、今年度デジタルハリウッド大学において毎週金曜日にTOEFL Writingのクラスを担当しています。先週が初回授業でしたが、2コマ共に学生のやる気を感じました。やりがいのある仕事となりそうです。学生諸君、高得点&留学を目指して頑張ろう!


Affinity英語学院においては、今年はReadingの1日講座(http://www.affinity-english.com/TOEFL.html#one_day_reading)、水曜日の夜にListeningクラス(6/8より開講予定)を担当します。Writingクラス(http://www.affinity-english.com/TOEFL.html#one_day_writing)とSpeakingクラス(http://www.affinity-english.com/TOEFL.html#speaking_strategy)は、原則として五十峰講師が担当します。が、Speakingクラスは7月クラスのみ、私とAlex講師(http://www.affinity-english.com/alex.html)が半分ずつ(前半2回が私、後半2回がAlex講師)担当する予定です。


というわけで、私はひきつづきTOEFLとの付き合いが続きそうです。何かのご縁と受け止めて、全力でTOEFL研究&指導に取り組みます。


風太郎 punk at heart

















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2011-04-18 風太郎漂流記

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1999年 9月某日 秩父にて


一人旅をしています。


「人と人は分かり合えるか?」


やっぱり無理だと思うんです。

基本的にはあきらめるべきだと思う。

このような諦念を前提にして、「だめもと」で、何とかお互いの深い部分を探り当てようとすることが大切なんだと思います。あまり簡単に他人のことを分かろうとしない方がよいと思う。他人のことをたやすく分かろうとすること自体が傲慢なのではないか。


大学の一般教養で心理学を取りました。担当の横山先生(今でもよく覚えています)が「心理学なんかで人の心は分からない。心理学になんて期待をしない方がいい。」と繰り返しおっしゃられていたことが思い出されます。当時の私は心理学に興味があり、心理学に期待もしていたので、「なんで、心理学の勉強をする気になっている学生のやる気をそぐようなことを言うのだろう・・」と不満に思っていたのですが、今は先生の気持ちがよく分かるような気がします。心理学なんぞを多少勉強しただけで、周りの人間を「お前は〜タイプだから〜したがるんだ」等と分析してまわるおぞましい行為、思い上がった行為はすべきじゃない。


以前の「心理学を勉強しているんだから、もう少し私の気持ちを分かってくれるかと思ったのに!」という発言は、以下の2つの意味(理由)で撤回してほしいです。1つ。心理学は一部の人に思われているほどには、人の心を解明なんかできていない。2つ。勉強している分野とか職業等によって他人の人格を判断すべきではない。以前、「先生(講師)をやっているからしょうがないんだろうけど、なんでそういうふうに偉そうな口をきくの?」とか言ってたけど、そういう決めつけは止めた方が良いと思うのです。仮に私が「偉そうな口をきく」のが事実だとしてても、それを「先生をしているから」等のように理由を決めつけるのはルール違反でしょう。そうではなく、単に「偉そうな口をきくな」と言えばいいんです。私が講師なのは事実だし、そして仮に「偉そうな口をきく」のも事実だとしても、それらの2つの事象に因果関係があるとは限らない。「偉そうな口をきかないでほしい」と言うだけでいい。一言多いんだ。勝手に原因と結果の分析をしないでほしい。特に人の心の問題に関しては。


「お互いに分かり合えないという前提でつきあう」なんていう考え方は、悲しすぎて無理だとあなたは言った。でも、人間はやっぱり根本的には孤独なのではないでしょうか。「人と人とは根源的には分かり合えない」という厳しい真実を認めたうえで、少しずつ歩み寄る。お互いにちょっとずつ、ゆっくりと時間をかけて、相手を「理解」するのではなく「受け止める」方法を学んでいく。そのような姿勢がないと、そもそも人と人の付き合いは成立しないのではないか?


またどこかでお会いすることがあれば、この話の続きをしませんか。10年後、いや20年後になるかもしれませんが。


最後になりますが、あなたの幸せを心よりお祈りしています。ありがとう。

2011-04-16 スッチー関連の英語レッスン

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私の妻は、元「国際線のスッチー」です。が、この事実を世間に公表(?)することを、妻は非常に嫌がります。このブログ記事も、妻の許可を得たうえでどうにか掲載にいたりました。(苦笑)


女性の間での「スッチーへの憧れ」、男性の間での「スッチーに対する妄想(笑)」には根強いものがあるようです。が、私はなぜか「スッチー」に対しての特別な想いはありませんでした。彼女の昔の制服が実家に残っているそうですが(笑)、私は見たことがありません。「元スッチー」というだけで、いろいろと変なことを聞かれることに妻はうんざりしているのです。うん、それはよく分かる。でも面白いから書かせて。(笑)


本題に入る前に、以下推薦図書です。あ、学習書ではなくて、ただの漫画です。(笑)


伝説のスッチー (SB文庫)


伝説のスッチー+α


これらの2冊の本は、愛らしいスッチー達のドジで笑える仕事ぶりを漫画にしたものです。妻によると、「実際にあった話」や「実際にありそうな話」ばかりだそうです。(笑)「左手に見えますのは私の実家です〜」とまじめにアナウンスしたスッチーさんが実際にいたらしい。(爆笑)私は、落ち込むとこの本を読んで大笑いをし、ストレスを発散しています。ご一読をおすすめします。


閑話休題。「スッチー」関連の英語レッスンです。(笑)


「スッチー」という言葉は、ご承知の通り、英語のstewardess(スチュワーデス)の省略形です。そして、最近はこのstewardessという言葉はあまり耳にしません。なぜか?


waitress(ウエイトレス)という言葉からも分かる通り、”-ess”という語尾は女性を意味します。waiterが男性でwaitressが女性、stewardが男性でstewardessが女性を意味するのが本来の用法です。そして、1960年代以後の女性解放運動の影響で、アメリカを中心に「男性だけ」あるいは「女性だけ」を指す職業名の使用は避けようとする機運が高まってきました。このような「言葉の使い方を注意をすることで差別をなくそう」とする考え方のことを、英語ではpolitical correctness(政治的な正しさ), 略してPC(ピーシー)と呼びます。PCといったらパソコンのことだと決めつけていたあなた、注意が必要ですヨ。妻に聞くと、stewardやstewardessという言葉を英語のネイティブスピーカーからは聞いたことがないそうです。英語圏では、「スッチー」のことはa flight attendant や a cabin attendant と呼びます。(どちらの用語を使うかは、航空会社によって異なるようです。)


PCという表現は、会話の中でも、Do you think the word “stewardess” is PC? (スチュワーデスという言葉は政治的に正しいと思いますか?)の様に使われます。


http://www.english-test.net/forum/ftopic8809.htmlの中に、「Stewardess was the original term, and flight attendant is the politically correct, gender-neutral term that was forced on people in the 1960s.」というコメントがありますのでご参考まで。”forced”(強要された)という表現を使っているので、この方はPCに反対なのでしょう。実は私も、基本的にはPCの考え方はあまり好きではありません。言葉をいじっても差別の実態は変わらないし、下手をするとただの「言葉狩り」になりかねないからです。


さて、1つ注意が必要なのはcrew(クルー)という単語の使い方です。crewは、staff(スタッフ)、family(家族)等の言葉と同様に「集合名詞」です。つまり、crewは乗組員全体のことを指し、staffは従業員全体のことを指します。したがって、以下のように1人の人間のことを


× I am a crew.

× I am a staff.

× I am a family.


と表現するのは間違いです(TOEFL Writing等でよく見かける間違いです!)ので注意してください。


crew, staff, family 等の集合名詞を使って1人の人間のことを無理やり表現するのであれば、


○ I am a crew member

○ I am a staff member.

○ I am a family member.


等のように、”member”という単語を足す必要があります。


以下が重要な「集合名詞」です。辞書等で研究してください。crew, staff, family, team(チーム), faculty(教職員達)、audience(聴衆) そして、GMAT SCにおいては、これらの集合名詞は原則として単数形の扱いです。(一般的には複数扱いをされる場合もあります。)つまり、GMAT SCに限定して考えれば、集合名詞を代名詞で受ける場合は、原則として"it"を使いますのでご注意ください。