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半径3mの教育論〜中学教師の教育雑感記〜

2011-12-06

1340 100冊目「もうダマされないための科学講義」

●「もうダマされないための科学講義」(菊池誠他 光文社新書★★★★

今年も,何とか100冊を読破することができました。市内に転勤してきたため,学校の図書室で新刊が借りることができたことや公的な図書館を利用しやすくなったこともあり,例年になく早いペースで読むことができました。さて,記念すべき100冊目は,科学の本となりました。以前から,幽霊や超能力やUFOなどにとても興味がありました。そこから派生したのが,ニセ科学です。科学的な見せかけだけで金もうけをしている輩がいます。それにダマされる人も多いようです。血液型占い,マイナスイオン,水からの伝言,ゲーム脳などです。いかにも科学的ですよとうたっている点が,いやらしいですね。この本で一番,興味を持ったのが,付録に書かれている「放射性物質をめぐるあやしい情報と不安に付け込む人たち」です。この章は,細胞分子生物学が専門の片瀬久美子さんです。3.11以降,広がったデマのパターンとその分析を示しています。例えば,「耳なしうさぎ」や「金魚椿」などです。確かな根拠がないにも関わらず,不安を増長させ,そこに付け込み金をかせぐ輩がいるのです。その1つの原因として,国民に科学的な知識が乏しいことがあると書かれています。少なくとも,我々教師は,科学的な根拠がないものを生徒に教えることがないように心がけたいものです。

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