半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

2484 読破45冊目「道徳のチカラ12号」

●「道徳のチカラ12号」★★★
私が所属している全国サークルである「道徳のチカラ」の機関誌の最新号です。
本号の特集は,「ヒドゥンカリキュラム」です。
このヒドゥンカリキュラムの自己点検について,島根の高田先生は次のように書かれています。
①くどくど言っていませんか。
②指導したいことをすぐに口に出していませんか。
③笑顔で尋ねていますか。
④言ったことはやっていますか。
⑤見て見ぬふりをしていませんか。

①〜⑤を毎日やっているような先生は,おそらく生徒との信頼関係をうまくつくることはできないでしょう。

もちろんこれ以外にも,多くの方法があると思います。

熊本の橋本先生は,次の10個を挙げています。
①教師が上機嫌で過ごしているか。
②あいさつを自分から進んで行っているか。
③名前を呼んだ時にきちんと返事をさせているか。
④教室や自分の机の整理整頓ができているか。
⑤子供のノートを毎日見ているか。
⑥子供の挙手が少ない時にそにおままにしていないか。
⑦子供と一緒に掃除をしているか。
⑧全員の子供に声をかけているか。
⑨怒鳴らず,落ち着いた声で話しているか。
⑩子供に褒め言葉をたくさん言っているか。

それぞれの教師が特性を生かして,「ヒドゥンカリキュラム」をつくっていけばいいのです。

この「ヒドゥンカリキュラム」の有効性をしっかりと意識して,生徒と接している教師がどれぐらいいるのでしょうか。疑問です。