半径3mの教育論

中学教師の教育雑感記

3095 読破44冊目「戦火の漂流42日」

●「戦火の漂流42日」(南日本新聞社編 光人社NF文庫)★★★★
終戦直前昭和19年1月の鹿児島。
22名を乗せた小さな運搬船がエンジンの故障で漂流し,米軍の攻撃を受け船は大破します。
水や食料が尽き22名のほとんどが死んでいくなか,たまたま通過していた米軍の潜水艦に3名が救助されました。
焼酎から水をつくり,海水から真水をつくり,シイラを捕まえて食し,サメを捕まえて食して何とか生き延びたのです。
後半は,救助してくれた一人の若い米兵を探すという内容になっています。
今まで読んだ,いろいろな漂流ものの中でもベスト3に入る力作です。
久々に一気読みしました。