6月に読んだ本

反逆者の月 (ハヤカワ文庫SF)

反逆者の月 (ハヤカワ文庫SF)

SFにはスペオペという結構ご都合主義な分野があるので、日本のライトノベルにも十分進出する余地があると思うのだけどどうだろう。
拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)

拷問者の影(新装版 新しい太陽の書1) (ハヤカワ文庫SF)

調停者の鉤爪(新装版 新しい太陽の書2) (ハヤカワ文庫SF)

調停者の鉤爪(新装版 新しい太陽の書2) (ハヤカワ文庫SF)

凄い煽り文句のわりには、あまり面白いと感じなかった。私にはファンタジーの面白さを受けとるうレセプターが欠落しているのではないかと不安になってくる。解説などによると後半に向けてどんどん盛り上がるらしいので、とりあえず先へ読み進む。
再版になって賛否ありそうな表紙が変わったが、誰が書いた絵でも個人的にはあまり興味ない。読んでいるときはブックカバーをつけているし、読み終えたら背しか見ることはないから。あまりドギツイ絵でレジに持っていくのを躊躇われるのは困るけど。
このエントリを書いてから気付いたが、表紙絵を描いているだけの絵師を翻訳より前に持ってくるのはちょっとやり過ぎだと思った。アマゾン特有の表記なのかもしれないが。
コンピュータアーキテクチャのエッセンス (IT Architects Archiveシリーズ)

コンピュータアーキテクチャのエッセンス (IT Architects Archiveシリーズ)

  • 作者: ダグラス・E・カマー,Douglas E. Comer,鈴木貢,中條拓伯,仲谷栄伸,並木美太郎
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2007/06/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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パタヘネ本よりは幾分とっつき易いコンピュータアーキテクチャの基礎的な本。かなり分り易く読めた。
コンピュータサイエンスコースの初学者にはもちろんだけど、PC自作オタの行き着く先としてこれぐらいの内容を読むとより一層楽しめるのではないかと思った。
アーキテクチャの説明対象がかなりPCやx86に寄っているのはパタヘネと比べて好対照だ。二言目にはx86の悪口を書くのもどうかと思うけど、やはり教科書だから市販品だけの説明に終始するのではなくて研究成果の紹介も交えつつというのは無理だったのだろうか。研究と製品作りが近いコンピュータサイエンスの分野ならではの悩みかも。
訳者の人の名前に見覚えがあるような気もするが、気のせいだろう。J科の教科書とかに使うのかな?