明るい家庭


 結婚式のとき、よく新郎新婦にどのような家庭を築いていきたいですか? と尋ねると「二人で力を合わせて明るい家庭を・・・」と答える方が多いと思います。
 

 〝明るい〟というのは大変素晴らしいことですね。


 明るいところには、人が集まってきます。
 多くの人が訪ねてくる家は活気があり、そのようなところに行けば元気をもらえるような感じになって、余計に人が集まってきます。
 「火の消えたような家」といいますが、陰気で淋しい感じがする家は人は遠ざかります。


 明るい家庭は、基本は夫婦が力を合わせて築きあげていくものです。


 一神会では、明るい人、明るい家庭、明るい世界はつくらねば出来ないと教えていただいています。


 まず、大事なことは、「明」という漢字に示されています。
 「明」は、月日の教え、陰陽の教えであり、〝順序の理〟の教えそのものです。


 「一」があって、次に「二」がある。
 一は、陰であり、男であり、夫であり、左の理です。
 二は、陽であり、女であり、妻であり、右の理です。


 男は男、女は女、夫は夫、妻は妻としてのそれぞれの立場、役割があります。
 その立場、役割をそれぞれが果たして、夫婦仲良く助け合って暮らせば、家庭は自ずと明るくなり、「一+二=三」で、「三」はお産の「さん」、子供が授かるというのが神理です。


 もうひとつ大切なことは、わたくしたちは、「夜が明けた」と言いますね。
 明るいということは、「明ける」ということにもなります。
 あければ(明ければ)、明るくなります。


 あけることを知らない人は絶対に明るくなれません。
 「あけること」、「あげること」、「与えること」をした人が明るくなり、そのような夫婦の家庭は明るい家庭となるのです。

 
 家の玄関を常にあけて(オープンにして)、友人知人や近所の人たちがいつもよく集まってくる家は明るい家庭です。


 困っている人や悲しんでいる人の力になってあげたりする人は明るい家庭の人です。
 人様の長所、美点を見つけて、誉めてあげることのできる人は明るい家庭の人です。


 人様に惜しみなく物を与えたり、訪ねてきた人に昼時になったので、お昼ご飯でも一緒にいかがですかと、昼食を差しあげる人は明るい家庭の人です。


 金銀財宝は永久にひかり輝いているので魅力があります。
 明るい人は金銀財宝のように人様に好かれることでしょう。