お目出たに必要なこととは・・・


 東大寺二月堂のお水取りも終わり、春のお彼岸も過ぎて、九州のほうではもう桜が満開だそうです。


 本格的な暖かい春の訪れは、もう間もなくですね。


 大地から、また木の梢から、今年の新芽がいっせいに顔を出してきます。


 いままで厳寒の季節に冬眠していた動物たちも、春になれば元気よく活動をはじめます。


 陽春という言葉がありますが、春は新しい生命をはぐくむ季節でもあります。


 さて、子供ができない悩みを抱えたご婦人のご相談をいままでにお受けしたことがあります。


 子縁に薄いというのは、ほとんど先天的なものと思います。
 したがいまして、生年月日にも表れていることが結構多いです。


 とくに四柱推命では、子女(子供のこと)の星というのが決まっていて、また生時が子女の宮なので、子女縁の厚薄と吉凶はかなりよくわかる占術です。


 一神会の神理の教えでは、子供がほしくともできない人というのは、それなりの理由があることを教えていただいています。


 ただ、現実的な対策として、出産はお目出た(お芽出た)といいますね。

 
 暖かい春の気配の訪れなくして芽は出ないのです。


 また、農業は土作りが大切といいます。


 冷たく硬い土壌に種を蒔いても、なかなか芽は出ません。


 有機肥料を混ぜて、農地を耕すということは、土が温かく、柔らかくなって発芽しやすい環境を作っているということです。


 それと同じ理屈で、お目出たとなるには、家庭に温かさやぬくもり、ソフトさが不可欠です。


 とくに女性である妻が明るく、陽気に振る舞うことが大切と思います。

 
 室内も明るい色のインテリアにするとか、普段身に付ける服も明るい色にするとかの工夫も効果があると思います。


 結婚して子供を育てて、やっと社会人として一人前といわれたりしますが、子供を一人でも責任をもって育てることは、本当に大変だと思います。


 とくに女性にとっては出産、育児は一大事業。
 子育てを通して人生勉強をさせられることが多々あります。

 
 そういう意味でも、お子様は一人でもおられたほうが自身の魂の向上にとって大切と思います。


 「子供は自分の来世の姿である」 と、一神会で教えていただいていますことを最後にお伝え致します。