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2006-10-09

「俺様のWebサイトに無断でリンクするな」

(前回の話)

WWWが開発されて最初に広まりだした頃は(1993-94年)、WWWの紹介にはハイパーテキストの概念もあわせて紹介されていたような記憶があります。また、ハイパーテキストの話題も現在よりはいくらか高かったと思います。最初にWWWを利用し始めた人たちは、ハイパーリンク(リンク)が多く活用されることがWWWと情報の価値を高めるということを理解していたか、あるいは少なからず見聞きしていたと思います。ですから、リンクに制限が必要だと主張していた人を見たことが無いのは自然でしょう。

自分自身では確認していませんが、インターネット関連の技術仕様を保存、公開しているRFCにもリンクの制限に関する規定は存在しなかっただろうと思っています。当時の各国の著作権法もリンクに関する制限は存在しなかったはずなので(そもそもインターネットに対応などしていない)、リンクを制限する公的な裏付けは全く無かったというのが私の理解です。

ここからは大して価値のない話ですが、リンクに関するトラブルを見かけたのは、それからしばらくしてから上のようなWWWの学術的な価値を説明した記事を読まずにWWWを使いはじめた人が増えた頃のことです。自分のWebサイト(プロバイダーのアカウントに付与されたWebスペース)に対して、知らない人あるいは気に入らない人が事前に断りなくリンクをしたと言って文句をつけていた人がいました。現在の法人サイトの無断リンク禁止問題と違って、文句をつけている人の日常の発言が見えるので、普段の行動や考え方もある程度わかる状況なのですが、法的・プロバイダーの利用規約的・経済的・著作権等の合理的な理由はなく、リンクされたことが気に入らないので怒っていたようです。また、周りの人の説明を聴く耳を持たず、不勉強そうな人でしたので、「困った人が現れたなあ」と周囲の人たちは思っていたように見えました。

そんなこともあって、「無断リンク禁止は常識」と思っている人を見たらかわいそうな人だと思っています(笑)。

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