チャイルドトレーラー

春になった、サイクリングしたい! でも幼児がいては夫婦はおろか、私も出かけにくい。
ということで、チャイルドトレーラーを買おうかと考えて、とりあえずはレンタルしてみた。
バーレーの、Honey Beeという2人乗りのものである。これなら家族全員でサイクリング可能だ。


では、早速組み立てて取り付けてみよう。


でかっ。室内で組み立てたら、廊下を通らなかった。買うなら7センチ狭い1人用のやつだな。
外に出よう。

Gaapに取り付けると、なんとも似合う。好き者がやってしまいました感にあふれているが、1台だからいいのではないか。これが何台も走ってたらチンドン屋になっちゃうが。

土曜日は、万博記念公園の周りを一周してみた。暖かい春の午後、息子も爆睡である。

すれ違う人がみんな、暖かい目で息子を見ている。平地で15km/h前後の巡航が限界、3%くらいの登りでインナーギアまで落とさないと登れない感じ。私が弱り切っているわけではないはず…


帰りに山ほど買い物して、トレーラーの荷物スペースに積載してみると、入る入る。40Lくらいは入るようなので、パニアバッグ2つ分のスペースがある。これはよい。しかもパニアと違って、四角いから色々入れやすい。これつけてツーリングするなら、キャリア要らないかもね。

スーパーを出ると、駅前の渋滞に巻き込まれた。大きなトレーラーを引いていると身動きがとれない。車に挟まれる。バイクは容赦なく入ってきて、子供のちょうど前から排気ガスを吹き付けてくる。

トレーラーが動かないとグズりだす息子。数分でギャン泣きに。

そうすると周囲の視線が変わる。すれ違う人がみんな、冷たい目で私を見ている。赤ちゃん泣かせてまで、何を変なトレーラーに乗せてるのかしら? 趣味に付きあわせてかわいそう。そんな感じ。いたたまれない。



さて、気を取り直して、日曜日は車載してプチツーリングに出かけてみた。
バラして愛車ルノー・ルーテシアに積んでみると、後部スペースにぴったり入る。

私のGaapは車の後方外側に自転車キャリアをつけて積載、妻のBromptonは小さいので後部座席に置いておいた。
これで3人+自転車2台+チャイルドトレーラーで移動できる。フル積載でゆっくり高速を走ると、サスが強制的に縮むせいか、なんだか乗り心地がよろしい。

誰もいない真っ直ぐな大阪湾の埋立地に着いて展開する。なんというか…疲れる。全部折りたたみ式なのだが、どんだけ組立てるねん。大人のどちらかは子供を抱っこしていないといけないから、組み立て要員は1人だけ。3台も組み立てると、なんかもう帰りたくなる。


いっその事、何もたたまずに全部ぶち込める最強の積載車、ハイエースがあれば、何も困らないと思う、と妻に言ったら怒られた。ハイエースは嫌いだと。カングーならいいと。じゃあカングー。


↓こう見るとBromptonってほんとうに小さい。



色々あるけれど、走りだすとなかなか楽しいのである。

最初はごきげん。


ふふ。うららかだね。

…と、後ろから息子の泣き声が。今度はおむつか、腹でも減ったのか、シートベルトが気持ち悪いのか、寒いのか? 砂ぼこりでもかかったか? 飽きたのか?

10km弱走ったけれど、気疲れするサイクリングだ。よほど調べておいて、子供が快適に過ごせるコースと天気を確認しておかないと、かわいそうなことになりそう。サイクリング自体を全力で楽しむのは、無理ですね。家族との時間を全力で楽しみましょう。


で、家帰ってからも片付けと車庫入れは一人でやらざるを得ない。

マイ台車とエレベーターがあるからどうにかなったとはいえ、これをマンションの室内に運び入れるだけで20分くらいかかった。疲れた。


と、いうわけで、うーむ。

・家族でサイクリングするための一番安全な手段として、持っておくのはありかな。
・トレーラーへの積載性は最高。
・展開・片付けと積載は割と面倒くさい。
・峠では泣きそう。
・都会の狭い道や混んでる道もろくな事にならない。
・子供に意識の8割くらいは持っていかれる。


そんな感じ。今夏の北海道ツーリング用に買うか、どうしようかな。空港に行くたびに上の荷物を全部展開/収納するのは嫌だなぁ。
全ての荷物を車につけっぱなしにして、フェリーに載せれば可能か。