PENTAX K-1 を2ヵ月弱使って

2ヵ月弱使って、使いにくいと感じてるところ。

起動するたびに LV がオフになる

起動してから LV ボタンを押さないと LV にならないのがちょっとだるい。しかもLVボタンが押しにくい位置にある。削除ボタンも押しにくい位置ですな。Olympusは削除ボタンが押しやすい上に、ワンクリックで確認無しで削除できる設定があって便利に使ってるから、それにくらべるとだるい。

フォーカス移動専用のボタンやレバーが無い

私自身そういうレバーが付いてるカメラは使ったことはないんだけど、他社の高級機ではわりとついてるそうなので羨ましい。ファインダーで撮るときはそこまで必要に思わないけど、LV で撮るときはフォーカス移動が手間なので、手間が少しでも減る「専用のレバー」はあると便利ですな。

LVを拡大するのがだるい

OK ボタンを押すと拡大するのだが、LV を使うような状況の場合 OK ボタンは押しにくくて、カメラを持ち替えないと押せない。LV使ってローアングルで撮るときとかは、タッチパネルがあれば...と思う。
これを書いていて気が付いたけど、マルチファンクションを「・」に合わせると、ダイヤルでズームできるみたい。「+/-」に設定していたけど私の使い方では露出補正をすることは滅多にないから「・」にしといたほうがよさそう。

再生時にズームするといつも中央が拡大される

もしかしたらライセンスの問題かもしれないけど、Olympusのカメラは再生時にズームすると、フォーカスしたところを中心にズームしてくれるので、撮った直後にピントの確認がしやすい。K-1 には(パナソニックもだけど)そういう機能がないので、ズームしてからスクロールしないとピントを確認できなくてめんどくさい。
ただし、設定で拡大率を設定できる機能があるのはちょっと便利。一発で4倍や8倍までズームできるので無駄にクルクルしなくて済む。

フレキシブルチルト液晶が思ったより使いづらい

この独特な機能は K-1 に惹かれた要素の1つだったんだけど、実際に使ってみるとあまり使いやすいものではなかった。ぐにゃぐにゃ動くから直線的に動かしにくいし、指をひっかけられる範囲が狭いし、ひっかかりも良くない。

カスタマイズの自由度が低いというか、ほとんどカスタマイズできない

たくさんのボタンが付いていていろんな機能にすぐにアクセスできるのはいいけど、「自分の使い方では必要のないボタン」というのが絶対に出てくる。そういうボタンを別の機能に割り当てられればと思うんだけど、そういうのはほぼできない。

マルチファンクションダイヤルがもったいない

これのために2つのダイヤルがついているのに、全然有効活用できてない。


悪いところばかり書くのもあれなので、気に入っているところ。

グリップで中指のところがへこんでる

今まで軽いカメラしか持ってなかったからこういうのははじめて。このへこみがあるおかげで、カメラが重くても安定して持ち上げられる。軽いカメラでも中指のところはへこんでいてほしい。軽いカメラでも重めのレンズを付けると持ち上げるときがちょっと不安だから。

設定画面がシンプル

多機能な癖に設定がシンプル。「この設定要る?」みたいな設定項目は C というカテゴリにまとめられている。Firefoxのabout:configみたいな感じ? 重要な設定とどうでもいい設定が混ざっていないので、設定画面が見やすい。

U1〜U5のカスタムモードがダイヤルで切り替えられる

便利ですな。設定一覧で、U1〜U5の設定をまとめて確認できるのも良い。

ファインダー便利

これはこの機種に限ったことではなくてファインダー全般のことだけど、単純に歳をとると近くのものが見えづらくなるので、液晶画面から顔を離さないとよく見えなくなる(笑) ファインダーを使えばこの問題を回避できて、1歩引いた画角で撮れる。
わりと最近までデジカメにファインダーいらんよねと思っていたんだけど、最近は DMC-GX7MK2 でもファインダーのぞいてる。ファインダーのぞくとタッチパネルが反応して、邪魔に思えたりするから難しい…。

フルサイズらしい画質

ISO 12800 使いまくり。


レンズは TAMRON の 28-75 F2.8 ばかり使ってる。これは相対的に見たらコンパクトで軽量でいいけど、AF がうるさいしレンズのボディがまわるので使いづらい。ほかの選択肢は PENTAX の DFA24-70 しか無いみたいだけど、今よりでかくて重くなるのは気になる。他にも選択肢があればと思うんだけどだめでしょうな。
私の用途を考えたらたぶんソニーのミラーレスが合ってそうだけど、まだまだ頑張って使っていきたい(笑)