映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2004-05-11 ドーン・オブ・ザ・デッド

gakus2004-05-11

 今週公開の「ドーン・オブ・ザ・デッド」について。

 ご存知のとおり、「ゾンビ」のリメイク。ある朝目覚めたら、原因不明のウイルス(のようなもの)によって、人々は生ける屍と化し、僅かな生存者はショッピングモールに立てこもってサバイブを図る。ホラー? いえいえ、かなり笑えます。いきなりソンビと化した夫に襲われ、慌てて外に逃げるヒロイン。走って追いかけてくる夫ゾンビは、そのまま妻を襲うと思いきや、途中で心変わりして手近な獲物に方向転換…。こんな感じの思わず脱力してしまいそうな見せ場が随所に顔を見せる。後半のモールからの脱出シーンは、一転してアクションノリで、力入ってます。

 昨日の続きというワケではないけれど、最後の平和な夕べとなる冒頭、ヒロインのカーラジオから流れるのはステレオフォニックスの『HAVE A NICE DAY』。冗談キツいね。そしてオープニングタイトル…どこかで聞いたことがあるなあと思ったら、昨年のお気に入り、ウィリアム・フリードキン監督の「ハンテッド」のエンディングナンバーと同じ曲だった。昨年9月に亡くなったカントリー界の雄ジョニー・キャッシュの『THE MAN COMES AROUND』。“ザ・マン”とは、確か神というふうに訳されていたと思う。歌の内容は審判の日の到来について。「ハンテッド」では映画の神話的なムードを醸しだすうえで効果的だったが、「ドーン〜」では、そのまま終末感に直結している。同じ曲でも、かかる場所によって、こうも違うものなのかと妙に感心してしまった。

 写真は、ステレオフォニックス『HAVE A NICE DAY』収録のサードアルバム。最近このバンドは地味渋系に走ってしまい、このアルバムも買ったときは物足りなさを感じたけれど、ジョニー・キャッシュを聴く感覚で接してみると、なかなかいい味が出てきました。




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