映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2004-05-13 クリムゾン・リバー2

gakus2004-05-13

 フレンチ・サイコスリラーの続編「クリムゾン・リバー2」を観賞。

 修道院のキリスト像がかけられた壁から死体が発見され、以後、使徒の名を持つ者たちが次々と殺害される。事件を追うのは、一作目に登場したジャン・レノ扮する警視ニーマンスと、新登場の若い麻薬課の刑事(ブノワ・マジメル)。彼らはやがて狂信的なカルト集団の存在に行き当たる。最近のヨーロッパコープ作品では精彩を欠いているリュック・ベッソンだが、脚本を手がけた今回もやはり…。色使いや構図など、映像的にはハッとさせられる部分はあるものの、謎解きのスリルに関しては腰が甘く、かなり物足りなさが残る。まあ、一作目からして途中でミステリーを放棄していたから、その路線を踏襲しているとも言えなくはないんだが…。

 劇中、ブノワ・マジメル扮する刑事が、麻薬の売人と大乱闘する部屋で、イギー・ポップ&ストゥージズの『I WANNA BE YOUR DOG』が大音量で鳴り響く。イギーといえば「トレインスポッティング」の影響もあってドラッグ・ミュージックの代名詞みたいになってしまい、ここでもこんな使われ方である。今や更正後のキャリアの方がずっと長いし、アルバム自体のクオリティも、それ以後の方が高いと思うんだが…。「トレインスポッティング」は若いファンがついたという点ではイギーのキャリアに良い影響をあたえたけれど、同時にヤク中のレッテルまで貼り直してしまったのは、良かったのか悪かったのか。一度しみついてしまったイメージは、なかなか消せないものなのだなあと痛感。

 ちなみに、映画のエンディングは、これまたイギー&ストゥージズで『NO FUN』。この歌シャレになってないよ、ベッソンさん…。


えいが道えいが道 2004/06/14 19:44 確かに作る意味のなかった続編でしたね。J・レノたちがクライマックスで脱出する際に○○を飲んで切り抜ける所など香港映画並みの展開には失笑。そんなベッソンだけど、次はジェット・リーの新作を製作。「キス・オブ・ザ・ドラゴン」ではリーの魅力を生かしていたのでこちらは期待です!ちなみに「クリムゾン〜」と同日に「スターシップ・トゥルーパーズ2」を観たのですが、B級な続編として正しい作り方をしていました。前作の青春ドラマ風バイオレンスを期待するとはずしますが、低予算を逆手に取った仕上がりには満足。

gakusgakus 2004/06/15 02:14 ヨーロッパコープの映画でベストと思っているのが「キス・オブ・ザ・ドラゴン」なので、私も相当期待してます。「スターシップ・トゥルーパーズ2」に関しては、まったく同意。