映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2004-06-19 ファーザーズ・デイ

gakus2004-06-19

 明日は父の日なんですね。子供が幼稚園で作ったというウチワをくれました。

 父の日で、「ファーザーズ・デイ」なる映画を思い出した。どんなに映画が好きな人でも忘却の彼方に行っちゃってるであろう、この映画。実は、ある理由から記憶にこびりついてしまっている。

 ロビン・ウィリアムズとビリー・クリスタルが共演したこのコメディー、シングルマザーに育てられた少年が、好きなロックンバンドのツアーを追って家出。彼の父親かもしれない中年男二人(ロビンとビリー)が、その存在を知らされた途端に父性愛に目覚め、少年の行方を追うという物語。少年の好きなロックバンドは、米国ではけっこう人気のあるシュガー・レイというバンドで、実際に出演し、ライブシーンも披露している。

 しかし個人的にオッ!?と思ったのは、その前座を務めているバンド、マフス/THE MUFFSの方。わずか10秒ほどではあるけれど、ライブシーンがフィーチャーされている。ガレージパンク・シーンの中では、もう中堅ぐらいの扱いになるのだろうか。ビッチな女性ボーカル、荒々しいギターノイズの一方で、KINKSばりの美メロを聴かせてくれる、とてもユニークなバンド。4、5年前の来日公演を見逃したのは、今も心残り。アメリカでもカルト扱いで、ブレイクしきれていないから、この映画の中の短い時間は貴重なオフィシャル・ライブ映像なのです。

 しかし、この10秒のために、わざわざDVDを買おうとは思わない…というぐらい、キビシい映画なんだよなあ。劇中ではポール・マッカートニーのナンバーも効果的に使われているので、音楽的には見どころあるんだけど…。

 写真はマフス、1999年リリースの『HAMBURGER』。オリジナルアルバム未収録曲をコンパイルしたコンピレーションで、映画「クルーレス」に使用されたキム・ワイルドのカバー『KIDS IN AMERICA』など全30曲を収録。けっこうかっこいい『KIDS IN AMERICA』だが、メンバーによるライナーノーツには“やりたくてカバーしたわけじゃない”とツレないコメントが。