映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2004-06-24 ブルース爆発!

gakus2004-06-24

 昨日に続いて、ヴィム・ヴェンダース監督のドキュメンタリー「ソウル・オブ・マン」について。

 伝説のブルースマン3名の曲を劇中でプレイするのは、ニック・ケイヴ、イーグルアイ・チェリー、ガーランド・ジェフリーズ、ロス・ロボス、ボニー・レイット、ルー・リードカサンドラ・ウィルソン等々。パフォーマンス的には、いずれも見ごたえ十分。

 いつも思うけど、ルー・リード/Lou Reedのボーカルは、エフェクターを通したようなエレクトリカルな響きがある。ビリビリするような感じ。そんな歌声にブルースがハマるのか…。歌い出しは高い音程にキーが合わないのか不安定だったが、ノッてくるとハスキーなシャウトが、どんどん聴かせるものに変わってくる。エフェクター感がイイ感じ。歌ったのは確か『アラバマ・ソング』という曲。エンドクレジットでもリードは一曲披露している。

 ニック・ケイヴ/Nick Caveは意外に短いフィーチャーだった。バックのメンバーは、もちろんバッド・シーズ。しかし、そこにギターのブリクサ・バーゲルドの姿はない。昨年脱退したと聞いたが、こうやって演奏風景を見ると改めて寂しさを覚える。

 そしてひときわ強烈なインパクトを残すのがジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン/Jon Spencer Blues Explosion! スキップ・ジェームズの『チェリー・ボール・ブルース』をテルミン付きで荒々しくカバー。その名のとおり、ブルースが爆発している感じで、聴いててゾクゾクしてくる。これも短いフィーチャーなのが惜しい。

 そのジョンスペ、7月に東京のみ一回公演の来日が決定。今後はバンド名から自分の名前を外して“ブルース・エクスプロージョン”として活動し、9月にはニューアルバムをリリースするとのこと。前作『PLASTIC FANG』(写真)の爆発っぷりが凄まじかっただけに、期待大です。

ソウル・オブ・マン [DVD]

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muramura 2004/06/25 04:45 ヴェルヴェット・アンダーグラウンド時代のルー・リードたちは、ブルース再評価の波に反抗して、スタジオでブルージーなフレーズを弾くと、罰金!というルールを決めていたとか。『PLASTIC FANG』は、プロデューサーのスティーブ・ジョーダン最高!って感じです。王道こそが覇道なのだと、信じたくなる熟練の仕事っぷり。さすがキース・リチャーズがソロのパートナーに選んだ男っす。

gakusgakus 2004/06/26 02:56 ロックという範疇に括られたがらなかったヴェルヴェッツらしい逸話ですなあ。『PLASTIC〜』の背後に、そんな仕掛人がいたとは…。JSBX過去最高のロケンロールアルバムとなったのも納得です。

muramura 2004/06/26 18:29 S・ジョーダン、なぜかよく奥田民生のバックでもドラム叩いてます。ちゅうか、バックバンドが完全にエクスペンシブ・ワイノーズなんですけど。

gakusgakus 2004/06/26 20:04 へー、そうなんですか!某アイドルのバックでルースターズのメンバーが演奏しているのを知ったときのような驚き。

muramura 2004/06/26 22:36 全曲ワイノーズがバックの『FAIL BOX』というミニアルバムでは、なんとチャーリー・ドレイトンが日本語でコーラスつけたりしてます。コレ、個人的にはかなりの名盤です。

gakusgakus 2004/06/27 01:31 奥田民生は聴いたことないですが、想像するに“ドモアリガット、ミスターロボット”みたいなコーラスなのかな。

muramura 2004/06/27 03:09 うーん、大差ないかも。多分「ガット」と「ボット」で韻を踏んでいると思われる、あっちのほうが偉いのかも…。

gakusgakus 2004/06/27 03:17 (笑)韻か!? 少なくとも偉くはないと思います…。

muramura 2004/07/08 02:15 ロックと映画ということでは、音楽ドキュメンタリー『ヘイル・ヘイル・ロックンロール』のバックバンドが、エクスペンシブ・ワイノーズの原型になったらしいです。もちろんドラムはS・ジョーダン。このビデオも誰か返してくれ!

gakusgakus 2004/07/08 02:19 私も、これ大学の同級生に貸したきり返ってこなくなりました。不真面目なチャック・ベリーに、キースが“これは映画だ。俺らが死んでも残るんだぜ”と言うと、ベリーが“俺は死なない”と返すシーンは、何度観ても笑えます。

muramura 2004/07/08 02:26 ゲストにジュリアン・レノンを呼んでおいて、ベリーが「パパにソックリだ!」と親父のことしか話さず、豪快に歌のパートまで奪い取るシーンは、何度観ても泣けます(笑)。

gakusgakus 2004/07/08 02:31 いやー、あのときのジュリアンはキーが合わなかっのか緊張してたのか、声が苦しそうでしたからね。あのステージでベリーを圧倒はしていたのはエッタ・ジェームズだけでは? いろんな意味で…。

muramura 2004/07/08 02:35 来日時に観たベリーは、まさに自分の弾きたいようにしか、そして弾きたい時ににしかギターを弾かない、まさにあの映画のままのヤンチャな爺ちゃんでした。バックバンドには絶対に入りたくないけど、マジで永遠に生きていて欲しい!

gakusgakus 2004/07/08 02:38 あの人のバックバンドは寡黙で自己主張しない人じゃないと務まらないでしょう。ツアーではほとんど現地調達らしいから、日本公演も日本人がバックだったのでは?

muramura 2004/07/08 02:41 一応、外人さんたちでした。もちろん寡黙で自己主張しない人たちばかりでしたよ。

gakusgakus 2004/07/08 02:43 そうでしたか。どうでもいいけど、今夜のノックは過酷です(笑)。