映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2004-08-10 歳相応

gakus2004-08-10

 監督トニー・スコット、主演デンゼル・ワシントンによるサスペンスアクション「マイ・ボディガード」(10月公開)を観る。20年ぐらいまえのマット・ディロンが出ていた同名青春映画とは別物です。

 デンゼルふんするは、任務で多くの人を殺し、それによって心に傷を負った元特殊工作員。メキシコシティで良家の少女(ダコタ・ファニング)のボディガードとなった彼は、彼女との交流によって人間の温かさを取り戻すが、少女が誘拐・殺害されたことでブチ切れ、事件に関わった者の皆殺しを宣言。かくして物語は、壮絶な復讐劇へとなだれこんでいく。

 デンゼルの思い出の曲として、リンダ・ロンシュタットの「ブルー・バイユー」が起用されていた。リンダにはとくに思い入れがないけれど、映画の流れのなかで聴くと、なかなか良い曲である。これ以上に気になったのが、デンゼルがチンピラを車のハンドルに縛り付けて拷問するシーンで、カーラジオから流れていたトニー・バジルの1982年の全米ナンバーワンヒット曲『MICKEY』。英語じゃない言語で歌われているが、そんなバージョンは初耳だったので驚き。

 トニー・バジルは多才な人で、シンガーでもあり、振付師として「アメリカン・グラフィティ」等の制作に関わっている。また、「イージー・ライダー」でキャプテン・アメリカやビリーと一緒にラリる娘を演じた女優でもある。

 駄目ジャケ100選へのエントリーも考えましたがイマイチ、インパクトに欠けるので今回は見送り。トニーのベスト盤(写真)は『MICKEY』のシングル盤に使用されていたチアリーダー姿の彼女のイラストと同じもの。このイメージのおかげか、今や『MICKEY』は全米チアリーディングの定番曲となっており、「チアーズ!」でもパフォーマンスに使用さてれいた。問題は、この曲を発表したときのトニーが、すでに40近い年齢だったこと。イラストとはいえ、こんな姿をしてしまうとは、なかなか度胸のいることではないでしょうか。

 20代後半でハイティーンを演じた「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のマイケル・J・フォックスも、「ベスト・キッド」のラルフ・マッチォも、30歳で高校生に扮した「グリース」のオリビア・ニュートン・ジョンも真っ青である。とはいえ、日本にはまだまだ上がいて、「この子の七つのお祝いに」で40過ぎにしてセーラー服姿となった岩下志麻姐さんにはかなわない。


Mickey! the Best of

Mickey! the Best of

muramura 2004/08/12 05:34 『マイ・ボディーガード』は「黒いキル・ビル」と呼びたい怪作でした。『トゥルー・ロマンス』以来(性格には『クリムゾン・タイド』以来?)のタランティーノとトニー・スコットの大接近では?

gakusgakus 2004/08/12 05:47 確かにタランティーノ節、炸裂でした。「クリムゾン…」同様、会話のいくつかはタラがリライトしたのかな?と思わせる部分がありましたね。黒い「キル・ビル」と言うよりは、個人的には、黒い「許されざる者」かな、と。

Mocker!Mocker! 2004/08/12 10:48 セーラー服姿で最近、衝撃的だったのは「木更津キャッツアイ」映画版の薬師丸ひろ子。懐かしさと時の流れの残酷さなどを感じました。

gakusgakus 2004/08/12 16:41 それは観たいような、観たくないような…。「木更津〜」のスタッフも非情なことをしますな。