映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2004-10-26 エロ・ロカビリー

gakus2004-10-26

 1996年のフランス映画「アパートメント」をハリウッドでリメイクした「ホワイト・ライズ」(12月公開)の話。

 2年前に理由もわからず立ち去った恋人の面影を追って、奔走する青年(ジョシュ・ハートネット)。そのまえに現われる、昔の恋人とは似ても似つかないが、どこか似た雰囲気のある女性。彼女には意外な秘密が…というミステリー風のラブストーリー。「アパートメント」を観ているのでオチは知っていたが、それでも冬のシカゴの雪景色や、合成映像の幻想的な雰囲気に吸引力があり、夢中になれた。エンディングは、いかにもハリウッド映画的。

 監督がイギリス人(「アシッド・ハウス」のポール・マクギガン)であるためか、音楽は英国のバンド中心。ステレオフォニックス/STEREOPHONICSの『MAYBE TOMORROW』で幕を開け、スノー・パトロール/SNOW PATROLモグワイ/MOGWAI、そしてエンディングにコールドプレイ/COLDPLAYの『THE SCIENTIST』と、地味渋系のオンパレード。コールドプレイの曲はロマンチックな描写と重なるので、映画を観た人の間では、けっこう人気を呼ぶのではないだろうか。

 そんな叙情派ロックの中にあって、ノリノリゆえに印象に残るのが回想シーン、ジョシュと昔の恋人のデート後→ラブシーンに重なる、ホワイト・ストライプス/WHITE STRIPESの『GOOD TO ME』。ロカビリー風のビートが、勢いづいてしまった(?)恋人たちの官能を盛り立てる。

 ブレンダン・ベンソンのカバーであるこの曲は、ホワイト・ストライプスの近作『ELEPHANT』(写真)の国内盤に、ボーナストラックとして収録されていた。輸入盤では、シングル『SEVEN NATION ARMY』で聴ける。

ホワイト・ライズ [DVD]

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