映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2004-11-07 休暇中のグッドジョブ

gakus2004-11-07

 昨日の日記に記した故ジョー・ストラマーのドキュメンタリー「レッツ・ロック・アゲイン」には、ジム・ジャームッシュとサラ・ドライバー夫妻−ジョー縁のふたりの映画監督−が顔をみせる。ジャームッシュの「ミステリー・トレイン」にジョーは出演しているし、サラ・ドライバーは…何だっけ…と考えて思い出したのが「豚が飛ぶとき」。

 1993年に製作された、この映画は幽霊と人間の交流を描いたファンタジー。バーで働くダンサーと変わり者のジャズメンが、古いロッキンチェアに宿っていた老女と少女の幽霊と交流、その導きによって恋におちる物語で、トボケたユーモアとハートフルな味わいが魅力的な作品だった。ゴーストにふんしたマリアンヌ・フェイスフルは、ピアノを弾きながら歌を披露している。ちなみに主人公のジャズメンに扮するのは、「スパイダーマン2」のドック・オクこと、アルフレッド・モリーナ。

 この映画でジョー・ストラマーはスコアを担当し、オープニングとエンディングではボーカル曲も聞かせる。どちらもフィドルやバンジョー、アコーディオンをフィーチャーしたトラッド風ナンバー。オープニングの『POURING RAIN』は牧歌的で、エンディングのナンバー(曲名忘れた)はフォークロック調。どっちもいい曲だが、後者はとくに素晴らしく、温かくも切ないメロディーが映画のぬくもりと相まって印象に残った。この映画を観た後しばらくサントラを探し歩いたのだが、見つからず…そのまま記憶の彼方に忘れ去ってしまっていた。

 改めて調べてみると、サントラはリリースされた形跡がない。しかし、映画のエンドクレジットではサントラが出ていることが表示されていたはず。ビデオ借りて見直さないと…。まあ、「コントラクト・キラー」の謎の7インチの例もあるし、縁があればめぐり合えるでしょう。まずは、この映画をDVD化してほしいところ。

 「レッツ・ロック・アゲイン」では、CLASHの解散後、メスカレロスの結成まで、“11年間休んでいた”とジョーは語っていたが、ソロアルバムを出したり、映画に素晴らしいナンバーを提供したり、ポーグスに参加したりと、それなりの成果は残していたのも事実。この空白期にも、もう少しスポットを当ててもいいと思う。で、ジャケは空白期に出たソロアルバム、1989年の『EARTHQUAKE WEATHER』。