野球の季節

gakus2005-03-30

 プロ野球が開幕し、大瀧詠一の歌う『ベースボール・クレイジー』が恋しくなる今日このごろ、東京ドームで行なわれる巨人-中日戦のチケットをゲットしたものの3日も経たぬうちに諸事情で行けないことが確定。はぁ…。そして全米では4月8日、ファレリー兄弟の新作『FEVER PITCH』が公開される。

 原作は「ハイ・フィデリティ」「アバウト・ア・ボーイ」の作者ニック・ホーンビィの長編小説第一作で、イギリスでは一度映画化されているが、このハリウッド・リメイクではサッカー・ファンをベースボール・クレイジーに置き換え、レッドソックス・ファンである男女のままならぬ恋が描かれる。主演はドリュー・バリモアとジミー・ファロン。詳細は下記オフィシャルサイトにて。

 http://www.feverpitchmovie.com/

 どうアレンジしているのかはわからないが、少なくとも原作のスピリットを反映するという点ではファレリー兄弟は適任のはず。過去に「メリーは首ったけ」をはじめ、大人になれないリアルなダメ人間を描いてきた人たちである。レッドソックスへの熱烈な愛情が恋愛の妨げとなり、そこで脳内のバカらしいほどの葛藤を見せつけ、笑いと共感を呼ぶ仕組み…とみたが、どうでしょう。あとはプロデューサー兼任のドリューがヘタにでしゃばらないことを祈るのみ。

 ジャケはイギリス盤「FEVER PITCH」に使用されたラーズ/The La’s 、1989年のシングル、言わずと知れた名曲中の名曲『THERE SHE GOES』。祝再結成! サマーソニックに来ると聞き、行く行く!と意気込んだのもつかの間、2週目の土日って行けねーじゃん…。大人は諸事情が多すぎる。いや、一睡もしない覚悟があれば行けなくもないか…などと諦めも悪く葛藤するのは、大人になれないダメ人間の証拠。