映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2005-03-31 殺人車はフィフティーズを歌う

gakus2005-03-31

 仕事で自宅ごもりの日々。現実逃避の手段であるネット巡りをしていると、時々興奮するようなニュースにぶつかる。今日のそれは、「クリスティーン」のDVDが再発されるというものでした。即予約!

 ジョン・カーペンター監督作「クリスティーン」は、復讐の鬼と化した殺人カー(愛称がクリスティーン)の暴走を描いたホラー。スティーブン・キング原作モノの例に漏れず、評価はそれほど高くないのだが、決して嫌いになれない一作。いじめられっ子に代わって車が復讐するという話も燃えるモノを覚えるし、ボコボコにされたクリスティーンが勝手に復元するシーンは何度観てもワクワクする。

 今回のDVDはコレクターズ・エディション仕様で、メイキングの他にカーペンター監督の音声解説が収録されている。カーペンターのコメンタリーは面白いんですよ。「遊星からの物体X」のDVDもマニア心の痒いところに手が届くような親切丁寧な解説で、聴いていてなんだかアツくなれる。一緒にコメントしていたカート・ラッセルは当時の記憶が薄れているのか“最高だ"だの、“それは凄い"だの合いの手ばかりのうなずき役に徹しているのが、また面白い。

 カーペンターBOXに収納されていた以前の仕様のものは、さてどうしようか…。

 1950年代に製造された、この車、カーラジオから流れるのはフィフティーズばかり。バディ・ホリーの『NOT FADE AWAY』が冒頭の、葉巻の灰をシートに落とした男の死亡シーンで使用されるなど、恐怖を盛り立てるようにガシャガシャと轟音で鳴り響く。ジャケは、ちょっとビックリさせるシーンでフィーチャーされたリトル・リチャードの『KEEP A-KNOCKIN’』を収録、1958年のアルバム『LITTLE RICHARD』。このジャケ、怖いというか、ダメというか…。


要塞警察 デラックス版 [DVD]

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