映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2005-12-27 強盗のBGM

gakus2005-12-27

 年末の激務に流されているうちに、気がつけば公開されていたジム・キャリーの最新主演作「ディック&ジェーン/復讐は最高!」のお話。

 最高経営責任者の罠にはまり、会社倒産の憂き目に遭って、全財産を失いそうになったエリートサラリーマン(キャリー)とその妻(ティア・レオーニ)が強盗となって腕を磨き、憎きCEOに逆襲する。個人的には復讐のカタルシスが薄い点に物足りなさを覚えたが、復讐自体肯定されるものではないので、これはこれでアリかとも思う。

 最初のコンビニ強盗時には筋骨隆々の店員にビビッたり、老婆の客の荷物を持ってあげたりと、何かと失敗ばかりしているキャリー。この一連のシーンで流れるディーヴォ/DEVOのナンバーのユーモラスな響きがいい。その後、腕が上達してからの成功シーンの連続ではムーニー・スズキ/THE MOONEY SUZUKIの『ALIVE AND AMPLIFIED 』が流れる。スマートな好セレクトで、ソニー&シェールの扮装(夫がシェール、妻がソニーに扮装しているのがミソ)をして強盗したりなどの夫婦の悪ノリぶりをファンキーに盛り上げる。

 ジャケは、そのムーニー・スズキ、今年の1月にリリースした同曲のUK盤シングル。この人たち、ガレージ・バンドの印象が強いけれど、こういうコーラスワークの生きたファンクをやっていたり、「スクール・オブ・ロック」でガギ・バンドの吹き替えをやっていたりと、なかなか侮れない。