映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2006-01-10 フランス版「トップガン」

gakus2006-01-10

 「トップガン」に影響をあたえたといわれるフランスの人気コミックを映像化した「ナイト・オブ・ザ・スカイ」(2月公開)は、「TAXi」のジェラール・ピレス監督による豪快スカイ・アクション。お話はミステリーの要素をなんら解決することもないまま強引にハッピーエンドになだれ込むが、ドックファイト・シーンはなかなか見ごたえがある。セーヌ川を見下ろし、エッフェル塔をかすめるように展開するパリ上空での戦闘描写は迫力あり。

 「トップガン」や最近の「ステルス」と同様に、航空アクションで聴こえてくるのは威勢のいいロックで、その多くはCHRIS CORNERという人のナンバー。何でも、この人SNEAKER PIMPSのギタリストだとか。SNEAKER PIMPSはアンビエントなテクノ・バンドのイメージが強かったが、少なくともクリスさんのこの映画への提供曲にはそんな要素はミジンもない。

 ブノワ・マジメルふんする敏腕パイロットの仲間たちが敵の銃撃を受ける悲惨な戦闘シーンでは、PLACEBOの『THE CRAWL』をフィーチャーし、悲しげなムードを盛り上げる。2004年11月14日の日記に記したとおり、この曲は韓国製スリラー「カル」にも使用されているが、こちらでは不気味な空気感を高めるための起用だった。同じ曲でも、使われる場所次第で、あたえる印象が異なるのだなあと実感。

 ジャケは英国出身の4人組、THIRTEEN SENSESが2004年にリリースしたシングル『INTO THE FIRE』。この曲はエンドロールでの起用で、叙情を盛り立てる。個人的にはあまり好みではないけれど、映画のピースとしてはハマっているのでは。