映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2006-04-17 シュガー・ベイビー

gakus2006-04-17

フーリガン」もよかったし、まだまだイケルぞイギリス映画!と思わせずにおかない「プルートで朝食を」(5月公開)は、「クライング・ゲーム」などで知られるニール・ジョーダン監督の新作。

 舞台は1960〜70年代のアイルランド。母親に捨てられた孤児が女装趣味を皮切りに女性的な趣味に目覚め、IRAが幅をきかせる男性的社会で自分らしさを守りつつ、母親を探してロンドンに出る…というお話。「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」にも似たはみ出しもの賛歌を「フル・モンティ」風の庶民性で煮詰めた、なんとも愛すべき物語でした。主演のキリアン・マーフィも好演。ちなみに「バットマン・ビギンズ」で彼と共演したリーアム・ニーソンが、ここでもキリアンとなにげに関係の深い神父役で出演している。

 オープニング、イントロから高らかに鳴るルーベッツ/RUBETTES『SUGAR BABY LOVE』で、もうその世界に引き込まれる。女装した主人公がドカタのいかつい連中の冷やかしを軽くいなし、ベビーカーを押しながら闊歩する。その姿を祝福するかのような爽快さ。良い映画はファーストシーンからしてインパクトがある。このナンバーはエンディングで再びフィーチャーされるので、ほとんどテーマ曲ともいうべき起用。

 この他、時代背景と一致する当時のヒット・ポップスがズラリと使われているが、これはまた日を改めて。

 ジャケは『シュガー・ベイビー・ラヴ』国内盤シングル。TVのない我が家では実感がないものの、ここ一、二年でドラマやCMで頻繁に使用され、リバイバル・ヒットしたのは記憶に新しい。そういえば、ラモーンズのドキュメンタリー「END OF THE CENTURY」でも流れていました。

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