映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2006-08-18 ゆっくりしましょう

gakus2006-08-18

 ジャック・ブラックの新作「ナチョ・リブレ 覆面の神様」(11月公開)は期待どおりの面白さ。腹をすかせた孤児たちのために、落ちこぼれ修道僧がプロレスラーとなって奮闘するというお話。主人公ナチョにふんしたブラックが、“マジで強くなりてえんだよ!”というダメ人間の心の叫びを全身で体現し、笑わせたり泣かせたり。「バス男」のジャレッド・ヘス監督の新作としても期待してたけれど、アクの強さは薄れているものの、ともすればわざとらしくなる話をユルいユーモアでコーティングする手腕は、やはり買い。

 この映画、音楽もノンキな感じでとてもよい。おそらく映画オリジナルの曲だと思うが、冒頭でかかる“I AM I AM"というサビの曲は劇中で何度か繰り返し使われ、ライ・クーダーのテックスメックス寄りの曲にも似たのどかな空気を醸し出している。

 既成曲で知っていたのは、ナチョと相棒が潜入するパーティーで流れてくる、ガレージ・ロックの基本『BLACK IS BLACK』。LOS BRAVOSの1966年のヒット曲だが、ここでプレイしているのはエンドクレジットによるとサンチャゴなんたらという人で、やはりラテンのノンビリしたアレンジ。パキパキした60'sビートよりも、こっちの方が断然、似合っている。

 ジャケはSTANDELLS、1966年のアルバム『HOT ONES!』。ガレージ・バンドらしいカバーばかりを収めたこのアルバムで、『BLACK IS BLACK』もしっかりキメてます。

taco.taco. 2006/08/19 23:34 これってフライトルメンタ(メキシコに実在する孤児院の運営費をプロレスで稼いだ覆面レスラー)の話?

gakusgakus 2006/08/20 03:18 そう、ジャン・レノの「グラン・マスクの男」の元ネタとなった、その方がモデルになっているようです。が、こちらはあくまでヒントにしているだけで、思いっきりダメ男映画にデフォルメされています。