映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-01-29 やさぐれ姐御伝

gakus2007-01-29

 ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の『ポイント45』(3月公開)は、ニューヨークのダウンタウンを舞台にしたドキュメンタリー・タッチの人間ドラマ。ミラがふんするのは、タフガイ気取りの恋人とともに拳銃密売で稼いでいる女性。最初はうまくいっていたものの、恋人の嫉妬と暴力に耐えられなくなり、泥沼の生活から抜け出そうとする。惚れた弱みに縛られている膠着状態、それを乗り越えてガラリとしたたかに変貌するヒロイン。殴られ脅され泣きじゃくる姿と、逆境越えたクールな姿の振り幅の大きいこと。それを体現したミラの熱演は、鬼気迫るものがあります。

 そんないかがわしい場所が舞台なので、音楽もギターがゴキゴキと鳴ってるブルースやロックが多め。とりわけ印象的なのは、最初の方でバーで流れているTHE MOONEY SUZUKIの『EVERYTIME』。恋人のもとにゆっくりと歩み寄るミラの姿に、この曲のドラマチックでブルージーなイントロが重なり、ゾクゾクするほどかっこいい。はきだめの美女を引き立たせる、ナイスなBGMでありました。

 ジャケは、この曲を収めたTHE MOONEY SUZUKI、2000年リリースのアルバム『PEOPLE GET READY』。ジャケのとおり、ガレージロックの好盤。

ポイント45<フォーティファイブ> [DVD]

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