映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-02-06 ハードボイルド・ギーク

gakus2007-02-06

 アメリカのハイスクールを舞台にしたサスペンス『ブリック』(4月公開)のお話。

 高校のはみ出し者が元カノの不審な言動、その惨殺死体に遭遇したことから、真相の究明に乗り出し、やがてハイスクールに巣食うドラッグ密売組織へと近づいていく。舞台は一応現代だが、ドラマはまんまチャンドラーの世界で、いわゆるハードボイルド。LOSERタイプのギークな主人公にフィリップ・マーロウ的なキャラを重ね合わせたのは新味。

 そんな古くて新しいハードボイルド映画のエンドクレジットを彩るのがVELVET UNDERGROUNDの『SISTER RAY』。同性愛やドラッグを、激しいビートと整合感のない、しかしパワフルなインストルメンタルに乗せて歌ったこの曲のフィーチャーは、なるほどハイスクールの混沌を表わしているとも思える。が、あくまで個人的な感想としては、映画の内容は、そこまでの混沌には至ってないかな…。

 とにもかくにもジャケは、ヴェルヴェット・アンダーグランド、1967年リリースの2NDアルバム『WHITE LITGHT/WHITE HEAT』。個人的には名盤といわれる1STより、粗暴なエネルギーが噴出しているこっちが好き。

BRICK‐ブリック‐ [DVD]

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