映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-03-19 驚くべきポップ・センス

gakus2007-03-19

 遅くなりましたが、気恥ずかしい80'sフレイバー満点の『ラブソングができるまで』についてのお話を。

 1980年代に一世を風靡した人気バンド、Pop!のフロントマンだったアレックス(ヒュー・グラント)も今や“あの人は今”的な存在で、同窓会やイベントのステージに立ち、腰振りダンスを披露しながらカラオケをバックに歌う日々。そんな彼に、今をときめく人気女性シンガーへの楽曲提供の話が舞い込む。作詞の苦手なアレックスは、偶然知り合った植木の世話人(ドリュー・バリモア)の助けを得て、作曲に励むが…。

 前回のエントリーで記したナンバーをはじめ、Pop!のオリジナルソングは80’sポップのテイストを汲んでおり、シンセ・ドラムやチープなキーボードのアレンジがいい感じで響く。WHAM!の『ケアレス・ウィスパー』に激似のナンバーも登場(歌詞も二股男の悲哀を歌ったものだった)。

 これらのオリジナル曲を手がけたのはFOUNTAINS OF WAYNEのアダム・シュレシンジャー。トム・ハンクス監督作『すべてをあなたに』では1960年代風の映画オリジナルのナンバーを提供してアカデミー主題歌賞にノミネートされていたが、80'sも軽々とこなしてしまうとは。器用なポップ・センスに驚かされる。

 そのFOUNTAINSの曲『RADIATION VIBE』がCDショップで流れていたり、アダムのサイド・プロジェクト、IVYのナンバーが、ヒュー・グラントがドリューの姉のエステショップに入るシーンでフィーチャーされたりと、“今"のアダムの曲も劇中では聴ける。他、前回のエントリーでジャケを載せたTHE SOUNDS『TONY THE BEAT』はパーティーのシーンでの起用。

 ジャケはFOUNTAINS OF WAYNE、『RADIATION VIBE』をオープニングに配した1996年のデビュー・アルバム。

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