映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-04-05 思考の猶予ナシ

gakus2007-04-05

 『バットマン・リターンズ』のクリストファー・ノーランによる『プレステージ』(6月公開)は、19世紀のロンドンを舞台に、マジシャン同士の出し抜き合戦を描いたスリリングなエンターテインメント。『X−MEN』のヒュー・ジャックマンと、ノーラン版のバットマン役者クリスチャン・ベイルというコミック・ヒーロー同志がこの魔術師たちにふんし、ライバル心と私怨に彩られた壮絶な争いを体現している。相手を出し抜くことに執心する、その狂気的な入れ込み具合に焦点を絞ったのは、いかにもノーランらしいところ。

 なにぶん時代劇なので、なじみの曲は聴けんなあと思っていたら、エンドクレジットでTHOM YORKEの『ANALYSE』が。“分析している時間はない"という歌詞は、魔術を見ている観客の心の代弁のようでもあるが、何より相手の上を行こうとするマジシャンたちの執心ぶりにも重なる。そして、この神経質な曲の雰囲気が、微妙に後味の悪いノーラン節にマッチしている。訳詞を字幕で出すのもいいと思うが。

 というわけで、この曲を収めた昨年のトム・ヨークのソロアルバム『THE ERASER』のジャケを。RADIOHEADは今年新譜を出すらしいですな。

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kikukiku 2007/05/23 00:57 はじめまして。
TBができないようなので、リンク張らせていただいたことのご連絡を。
マッチしてました?
なんか、すごい違和感を感じたのですが...
まあ、いろいろですね。トム・ヨークは相変わらずトムの声なんだけれども。
http://kiku.typepad.jp/blog/2007/05/post_1a6f.html

gakusgakus 2007/05/23 05:11 コメント、並びにリンクありがとうございました。
どっちが勝っても不幸でしかない後味の悪さに、あの曲のミニマムな雰囲気は合っていると感じましたよ。