映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-04-19 逝かせて

gakus2007-04-19

 サンフランシスコの観光名所ゴールデン・ゲート・ブリッジは自殺の名所でもあるが、これをテーマにしたドキュメンタリー『ブリッジ』が6月に公開される。

 一年間カメラを回し続けて自殺の決定的瞬間を収めていたりするので、米国でも論議を呼んだというが、映画そのものは『ジャンク/死と惨劇』あたりとは違ってマジメな作り。自殺した人の遺族や友人らのインタビューが併せて収められ、遺された人々に死がどういう影響をあたえるのかが見えてくる。

 視点として面白いと思ったのは、観光客の人生を楽しむ姿勢と、自殺者の絶望が同居する不思議な場所として、ゴールデン・ゲート・ブリッジがとらえられていること。先にも記したように自殺の瞬間も収められてはいるが、同時に橋と川の美しい風景も映画はあますことなくとらえている。で、そんな気持ちの良いシーンでかかるのが、JONI MITCHELLNADA SURFのナンバー。気持ちの良い映像と確かにマッチするのだが、そこに哀愁を漂わせているのがミソ。ちなみにエンドクレジットにはHOHWIE DAYという新進シンガーソングライターのナンバーが流れていて、こちらもシンミリ聴かせる曲でした。

 ジャケはNADA SURF、2002年のアルバム『LET GO』。劇中でフィーチャーされるのは、ここに収録された『NEITHER HEAVEN NOR SPACE』というナンバー。

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