映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2007-09-10 ポップ諜報員

gakus2007-09-10

 イギリス製のティーン・スパイ・アクション『アレックス・ライダー』(10月公開)のお話。

 敏腕スパイだった亡き叔父(ユアン・マクレガー)に代わる存在として、MI6にスカウトされたティーンエージャーのアレックス。教育の現場にPCで革命をもたらす見せかけ、実は危険なウイルスをばらまこうとしている実業家(ミッキー・ローク)の陰謀を阻止すべく、彼は危険な潜入捜査に挑む…。主演のアレックス・ベティファー君はイケメンの新星で、汗臭くないところがイギリスっぽい。ガジェットの面白さやユーモラスで軽快なノリも007的で、いかにもイギリス製映画。新味がないのは惜しいが、それなり楽しめるポップな佳作。

 それとイギリスらしいのが、やはり音楽で、割と最近のUKモノや、かの地で人気のあるバンドの曲が頻繁に聴ける。アレックスが軍事訓練を受けているシーンではGORILLAZ“GOOD FEEL INC."が長々とフィーチャーされ、彼と悪の女秘書(どっかで見た顔と思ったら、『ドッジボール』のロシア人女選手だった)との格闘シーンでは、なるほどのSAHARA HOT NIGHTS“ALRIGHT ALRIGHT (HERE'S MY FIST WHERE'S THE FIGHT)”が威勢良く鳴っていた。またティーン・バンド、ROOSTERの曲が使われているのをエンドクレジットで知ったが、たぶんユアン・マクレガーのカーステから聴こえてくるのがソレ。

 ジャケは2004年リリース、KAISER CHIEFSのシングル“I PREDICT A RIOT"。この曲は、アレックスが車ごと押し潰されそうになるスクラップ工場の事務所から、ほんの一瞬、聴こえてくる。