映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2007-11-19 普遍の魅力

gakus2007-11-19

 前作から10年ぶりとなる劇場用第2弾『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』が、来年1月に日本公開される。ご存じのとおり、90年代に一世を風靡したTVシリーズ「Mr.ビーン」の映画版。

 人騒がせな英国人ビーンが慈善クジでカンヌ旅行を引き当て、ビデオカメラを手にして意気揚々とフランスへ渡るが、映画監督である父とはぐれた少年の世話をするハメになったり、誘拐犯と間違えられたり、さらには映画祭で賑わうカンヌの映画館でひと騒動を起こしたり…。

 最初はなぜ今頃、急に続編が?時代遅れでは…とも不安になったが、観てみて納得。顔面芸やジェスチャーで笑わせるビーンのキャラクターは古びることがない。言葉の力がモノをいうジョークに比べて、見た目のおかしさというのは普遍的なものがある。チャプリンキートンの動きと通じる、普遍的なおかしさと言うべきか。いざ観てみると、やっぱりおかしいもんね。ローワン・アトキンソンの妙演もさることながら、ナルシスティックな映画監督にふんしたウィレム・デフォーのキャラも妙味。

 古びないといえば、THE PRIMITIVES、1988年のヒット曲『CRASH』が男性Vo.のカバーで劇中フィーチャーされていて名曲を再確認。現在もクラブヒットの定番として親しまれているのも納得がいく。ビーンが自転車で養鶏トラックを追いかける一大アクションで流れるばかりか、エンディングで再フィーチャーされる、さながらメインテーマのような起用。行く先々で“衝突”ばかりしているビーンのキャラに、これほど似合う曲もないのでは。

 ジャケはプリミティヴズ、その『CRASH』のシングル、国内盤7インチ。