映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2007-12-21 友達になりたい

gakus2007-12-21

 『テラビシアにかける橋』(1月公開)は、ありがちなキッズ・ムービーと思いきや、驚くほどよく出来たファンタジー。舞台はアメリカの田舎町。イジメられてばかりいる11歳の男の子ジェスが、都会から転校してきた女の子レスリー(『チャーリーとチョコレート工場』でチューインガム少女を演じていたアナソフィア・ロブ)と仲良くなり、共に森の中へ出かけ、自分たちだけのイマジネーションの王国テラビシアを見つけ出す。しかし王国の終末はあまりにあっけなく、悲しいものだった…。とても現実感のある物語で、イジメられる側の諦念や、そのポジティブな転化がリアルに伝わってくる。

 ジェスが美術館に行く時に流れる曲やエンドクレジットで流れるナンバーはアコースティックで、どちらもシミるいい曲なんだけど、曲名やアーティストは判別できず。

 代わりに、他の音楽ネタ。映画の最初の方で、足の速さだけは自信があったジェスが、転校してきたばかりのレスリーに競走であっさり追い抜かれる。走り終えた後、レスリーは彼に自己紹介するが、プライドを傷つけられたジェスはシカト。その後、音楽の授業のシーンとなり、ズーイー・デシャネル扮する音楽教師が生徒たちにWARの“WHY CAN'T WE BE FRIENDS?"を歌わせているのは、何とも粋なセレクト。この後、この歌の願望がかなったかのように、ジェスとレスリーは少しずつ仲良くなってゆく。

 ちなみに、この音楽教師は味のあるキャラで、ジェスの数少ない理解者でもある。ズーイー・デシャネルは本作、そして『ジェシー・ジェームズの暗殺』といい、このところ印象的な役が続いている。彼女についてはid:pikaoさんの日記に度々愛情あふれるエントリーが記されているので、ぜひそちらもご参照くだされ。

 ジャケは“WHY CAN'T WE BE FRIENDS?"をカバーしたSMASH MOUTHのシングル。これ以前、載っけたかもだな…。