映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2008-01-17 気恥ずかしいほどアツい

gakus2008-01-17

 香港の鬼才ウォン・カーウァイが、初めて英語圏で撮った新作『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(3月公開)。失恋したNYの女性(人気シンガーソングライター、ノラ・ジョーンズ初主演)が一年間の旅を経て、ようやく新たな恋に目覚めるまでを描いたラブストーリー。ロマンチストのカーウァイらしく、いかにもな口説きセリフが多いのだが、共演のジュード・ロウが“君のために(毎夜売れ残る)ブルーベリー・パイ”を毎日焼いていたんだ”などとシラッと言われると、さすがに気恥ずかしくなる。

 それはさておき、ヒロインはNYを離れメンフィスでバーテンの仕事を始める。ここで遭遇するのが、デビッド・ストラザーンふんする警官。彼は別れた妻(レイチェル・ワイズ)に未練があり、夜毎バーに立ち寄っては酒を煽る。で、このバーのシーンで頻繁にかかるのがOTIS REDDINGの名曲“TRY A LITTLE TENDERNESS"。恋する男の激情が次第に高まるナンバーで、ストラザーンの情けないほどの惚れ具合がうかがえる。

 この他、本作には主演のノラ・ジョーンズによるナンバーや、ライ・クーダーのスコアがフィーチャーされている。

 ジャケはオーティス・レディング、オランダ・リリースのベスト盤『TRY A LITTLE TENDERNESS』。