映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2008-03-24 ちょっとマジ

gakus2008-03-24

 チャウ・シンチーの新作『ミラクル7号』(6月公開)は、『E.T.』にオマージュを捧げたファンタジー・コメディー。

 貧しい家に生まれた小学生の少年が異星生物と出会い友情を育むが、このエイリアンの特殊能力が、まったく使えないシロモノで…。シンチーが演じるのは少年の父親で、息子を良い学校に通わせるため工事現場で過酷な労働に従事している。一昔前の貧乏を体現したかのようなキャラで、野球の代わりに躾には厳しいが基本的には優しい星一徹……といった感じ。つまり比較的シリアスなキャラなので、『少林サッカー』のノリを期待すると肩透かしを食うかもしれない。そのぶん、エイリアンや子供たち(やはりデブ・キャラ登場)が頑張っている。エイリアンはVFXと呼ぶにはチープな感じで、その辺がまた『E.T.』の時代を意識したところか。

 音楽も微妙にハズしていて、これまたイイ雰囲気。劇中で一度流れ、さらにエンドクレジットで再びフィーチャーされるのはBONEY Mのディスコ・ヒット“SUNNY”。曲自体はBOBBY HEBBの哀愁あふれる名曲なので、ある意味感動的なんだけど、情感を過剰にさせないディスコ・ビートが軽やかで妙味。他、クライマックスではガゼボ“I LIKE CHOPIN"のイントロがリピートされ、涙腺をちょっと緩ませる。

 ジャケはボニーM、1977年リリースの国内盤7インチ『サニー』。