映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2008-08-31 エディは田舎から世界へ飛んでゆく

gakus2008-08-31

 またまたヘヴィメタルに関する無知をさらすんだけど、ニュークリア・ブラストという世界最大規模のメタル専門レーベルがドイツにある…ということを、『ヘヴィメタル・イン・ザ・カントリー』(10月公開)を見て初めて知った。ドイツといってもベルリンのような大都市ではなく、南部にあるトンツドルフの村。この映画は、この田舎町におけるヘヴィメタルを描いている。

 レーベルのGMや、その発注を受けてメタルTシャツを造っている紡績工場主、若いメタル・ファンなど、この村に住むさまざまなメタル好きの日常を追いかけると同時に、村の普通の生活もとらえられている。ニュークリア・ブラストの通販事務所で働いているのは、近所に住むパートのおばちゃんたちだ。それが何なのかわからず、エディのフィギュアをプチプチにくるみ世界中に発送している。実際、住民の多くはこの村の主要産業がヘヴィメタルであることを知らないらしい。パートの主婦のひとりで、メタル・ファンである女性は”トンツドルフはいい街でけど、ヘッドバンギングする場所がない”と嘆く。

 この村のメタル・ファンの多くは80年代のメタルを好んで聴く傾向にあるとのこと。父親にAC/DCの『HIGWAY TO HEEL』(画像)を子守唄代わりに聴かせられていた12歳の子供は、タレント・コンテストでエアギターを披露し、アンガス・ヤングのギターを手に入れたと嬉しそうに語る。また、もちろんここでもアイアン・メイデンは"神”。ドラムをやってる青年が出てくるんだけど、この子の母親はメタルばかり聴いてる息子のおかけでIRON MAIDENの曲名まで覚えてしまったそうだ。

 最後に、このメイデン・ファンの青年の迷言を。

メタルはいつ聴いても最高だ。まだガンには効かないが、そのうち効くようになる”

taco.taco. 2008/09/04 10:29 AC/DCもMAIDENも、四半世紀以上バンドロゴを一切変えずに常にアルバムジャケットの目立つところにレイアウトする解りやすさ。時代に流されない、悪く言えばワンパターンの音楽性。今でもエディはライヴに出てくし、アンガスヤングはランドセル背負ってる。そして何と言っても重要なのはメンバーチェンジはあっても解散せずに活動してる事!この頑固さが支持を生むのかなと。今年、MAIDENの来日公演観ましたが昔と何も変わってないんですよ。50過ぎでもステージ走り回るし、仕掛けも満載、曲のアレンジも一切変えてない。だから安心して声を荒げてファンが一緒に歌うんだなと。そしてヴォーカル自らエディがデザインされたチャーター機を操縦してツアーする過剰さも凄い。そのチャーター機をボーイング666と名付けるアホさもまた凄い。…長文失礼しました。

gakusgakus 2008/09/04 23:48 ワンパターンと他人目線で言うのは簡単だけど、それを10年、20年、30年と続けることの凄さを最近、実感します。自分をジャンルにしてしまった者の強さというか。きっとこの人たち、”職業は”と問われたら”ミージシャン”じゃなく、”メイデン”とか、”AC/DC”と答えると思う。