映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2008-10-14 がんばれジェイソンその2

gakus2008-10-14

晩秋はジェイソン・ステイサム大活躍で、前回のエントリーで取り上げた『バンク・ジョブ』に加えて、『デス・レース』でも主役を張っている。ロジャー・コーマンのカルト的B級アクションで、無名時代のシルベスター・スタローンが出演していたことでも知られる『デス・レース2000』を『エイリアンVSプレデター』のポール・W・S・アンダーソンがリメイク。

民営化された近未来の孤島の刑務は、囚人たちを使って行なわれるカー・レース。それは武装も殺し合いも許される過酷なものだが、5回優勝した囚人は自由になれる。ネットで世界中継されて絶大な人気を博す、このレースにはこれまで4度優勝している覆面のドライバー、フランケンシュタインというスターがいたが、事故により治療中に帰らぬ人となる。女刑務所所長(『ボーン・スプレマシー』のジョアン・アレンが妙演)は視聴率の低下を考慮し、妻殺しの濡れ衣を着せられて服役している元レーサーのステイサムに白羽の矢を立てる。かくして彼はフランケンになりすましてレースに挑む。

オリジナルはレーサーたちが一般人をガンガン殺してポイントを稼ぐ鬼畜的設定だったが、このリメイクではそれはナシ。代って、マンホールのようなポイントを通過するとマシンガンなどの武器の使用が認められたり、防御装置が使えたりする。また、各ドライバーにはいずれもナビゲーターが付くのはオリジナルと同様で、今回は視聴率アップのためにグラマーな女囚が付いている。これは観客的にも嬉しい。

 さてステイサムだが、ここではわかりやすいほど映画的なアウトサイダー役で、オリジナル版のフランケンのような屈折したミステリアスな部分はない。元々チンピラ的な役を得意とする人なので、このストレートな味はある程度予想できたのでオッケー。『バンク・ジョブ』では控え目だった格闘アクションも多いぞ。

 そのステイサム、冒頭では製鉄所で働いているのだが、工場の閉鎖により職なしとなって帰宅。妻が待っている家の中で、STEREOPHONICSの“MAYBE TOMORROW”が聞こえてくる。不景気のご時世、明日はよくなると思わんとやっていけないわなー。『バンク・ジョブ』もそうだが、ステイサムは金に困っている役も似合います。

 ジャケはそのステレオフォニックス、『MAYBE TOMORROW』のDVDシングル、UK盤。

おまけ

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 ステイサム、今度は巨大化!? 大期待の『アドレナリン2』。