映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

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2008-12-06 アダム×アダム

gakus2008-12-06

 アダム・サンドラー主演の今夏の全米ヒット作『You Don't Mess with the Zohan』が『エージェント・ゾーハン』のタイトルでDVDリリースされる。昨年の『チャック&ラリー』に続くDVDスルー。米国ではドル箱でも、日本じゃスティーブン・セガールより稼げないのだから、やむなしか。

 それはともかく内容的にはかなり面白くて、バカ指数はかなり高め。サンドラーふんするイスラエルの諜報員ゾーハンは、弾丸を避け、女にもモテる超敏腕エージェント。しかし本当は戦いよりも美容師になりたくてしょうがない。夢をかなえるために死を偽装して、ゾーハンはニューヨークへと渡るが、なにぶん1980年代のヘアカタログでヘアカット術を勉強したので、流行最先端都市ではおよびでない。唯一雇ってくれたのは、パレスチナ人街にあるお店だけ。ゾーハンはそこでゴッドハンドを発揮し、ついでに下半身サービスも施して、店を大いに繁盛させるのだが…。

 サンドラーらしく一昔前の流行をダサ・ネタとして扱っていて、80年代洋楽のフィーチャーは当たり前。なぜかいつもマライア・キャリーのTシャツを着ているゾーハンが面白い。ちなみにマライア本人も出演しており、笑われ役なのにエラいなあと、ちょっと見直した。

 80年代音楽ネタでいちばん笑えたのは、ADAM ANTの"STRIP”が流れるシーン。ゾーハンがオデブなおばちゃんのヘアを華麗に整えてみせるスローモーションのシーンで、おばちゃんは恍惚の表情を浮かべて悦んでしまう。で、そこにアダム・アントの”俺も脱ぐから君も脱げ”的な濃ゆい歌が流れてくるのだから、ゾーハンのやり過ぎキャラとの相乗効果で笑わせていただいた。

 ちなみに、サンドラーの次の映画『ベッドタイム・ストーリー』はディズニー製作のファミリー映画なので、来年3月に無事に日本公開されるようです。

 ジャケはADAM ANT、1983年のアルバム『STRIP』。

エージェント・ゾーハン [DVD]

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