映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2009-02-08 80年代から成長できず

gakus2009-02-08

 これもDVDスルーかよ…という感じの『俺たちステップ・ブラザース/義兄弟』は、ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー共演、ジャド・アパトー(『40歳の童貞男』『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』の監督)製作によるアダルトチルドレン・コメディー。親の再婚によって義理の兄弟となった40歳間近ながら自立できないダメ男たちが、最初はいがみ合い、やがて変な局面で意気投合し、つにいは親を離婚の危機から救おうとするお話。”どうしたら大人になれるんだ!?”と心の叫びを発するフェレルも、出勤前の父に”昼飯代置いてってね”というライリーも面白いし、立ちションするフェレルの義姉らサブキャラも活きていておかしい。これもできればスクリーンでバカ笑いしたかった。

 音楽ネタも主人公の年代に合わせたのか70〜80年代ネタが多い。クライマックスのパーティで登場するビリー・ジョエルのカバー・バンド(ただし80年代の曲限定)が”KEEPING THE FAITH""THE LONGEST TIME"なんかを演奏していると客に"STRANGERをやれ!"とヤジられたうえに、"80年代のビリーは最低だ!"と罵られる。また、フェレルとライリーが仲良く遊び始めるシーンではDARYL HALL & JOHN OATESの"YOU MAKE MY DREAMS"が流れ、クライマックス後のクリスマスの日に場面転換するとTHE KINKSの"FATHER CHRISTMAS"のイントロが一瞬聴こえてくる。

 最近のバンドのナンバーでは冒頭のVAMPIRE WEEKEND"A PUNK"が印象に残る。ふたりの生活風景に、シンプルでアップテンポ、バカっぽいけど愛嬌のあるサウンドが重なって、まさに快調な滑り出し。というわけで、ジャケは2008年リリース、この曲のUK盤7インチ。