映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2009-03-22 休日のバカ映画・3日目

gakus2009-03-22

 昨日記した『愛の伝道師 ラブ・グル』のマイク・マイヤーズラジー賞の主演男優賞を争い、惜しくも敗れたエディ・マーフィ。その対象作『デイブは宇宙船』は、休日に頭をカラっぽにして見るにはうってつけの一本。

 『ナッティ・プロフェッサー』などでひとり数役を演じた経験があるエディだが、今回は"宇宙船"と、そこに乗り込んでいる極小エイリアン艦長の2役に挑戦。艦長はデイブと呼ばれることになるこの宇宙船を人間界に溶け込ませる。理性に基づいて行動する彼らの目的は、自分たちの星の危機を救うために必要な海水を、環境に無頓着な地球人からから吸い取ること。しかしデイブはシングルマザーとその息子と出会い、仲良くなったことで艦長は人間的な感情に目覚める…。ネットで地球の情報を収集してデイブを人間らしく見せようとする悪戦苦闘、艦内の反乱など、デイブの内部は何かと慌ただしいのだ。

 乗組員たちにとってとりわけ大きな問題は人間界からの感化。それまでドライなほど理性的に計画を実行していたが、恋愛感情に目覚める者もいれば同性愛を自覚する者もいる。酒を飲んで陽気になったり、『素晴らしき哉、人生』を見て涙したり。そんな要素がアッパーなギャグとして機能する。

 そんな物語だから、ラストはエディの映画らしく、これまたミュージカルノリの大団円。"我々の新しい国家だ!"と、EARTH,WIND & FIRE"SHINING STAR"で踊りまくるエディら乗組員たち。このテンションの高さはバカ映画ならではでしょう。

 ジャケは1975年リリース、このナンバーを収録したアース、ウィンド&ファイアーの出世作『That's the Way of the World』。