映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2009-03-23 1964年、モータウン

gakus2009-03-23

 Hip-Oというリイシュー・レーベルがあり、そこで4年ぐらい前からMOTOWNの歴代シングルを全収録したコンピCD『THE MOTOWN COMPLETE SINGLES』が半年に一度ぐらいのペースで発売されている。基本は一年分のシングルのA・B面を収録、毎回CD5〜6枚組(プラス復刻7インチ・アナログ1枚)なので、それなり値が張るのだがモータウン・オタクとしては買わざるをえない。というのも音源のみならずブックレットも尋常じゃない充実ぶりで、一曲ごとの細かい解説も嬉しいが、今まで目にしたことのないスチールがページをめくる度に出てきて、買う度に発狂しそうになります。その最新版(Vol.11B、1971年リリース分の後編)がそろそろ出るはずなのだが、どうやら遅れている気配。

 現在公開中のダコタ・ファニング主演作『リリィ、はちみつ色の秘密』は舞台が1964年で、黄金期のモータウンの曲がチョコチョコ聴ける。映画の内容は、ダコタふんする母と死別した女の子が、暴力的な父を逃れて亡き母親縁のはちみつ工場にたどりつき、そこの経営者(クィーン・ラティファ)とその姉妹と交流し、母親の知らなかった実像に触れていく…というハートフルなお話。

 女性映画なので個人的にはほとんどピンと来なかったのだが、ダコタと親しくなる黒人青年がFOUR TOPSの”BABY I NEED YOUR LOVIN"を鼻歌で歌っていたり、ラティファの妹(アリシア・キーズ)と恋人のケンカのシーンで"COME SEE ABOUT ME"が流れてきたりと、音楽ネタにピンとくるものがあった。どちらも1964年のヒット曲なので、そういう面の時代考証もしっかりしている。

 ラティファ、キーズに加えて、『ドリームガールズ』のジェニファー・ハドソンが出ているのもモータウンにすり寄った!? とにかく、この辺のアーティスト共演も見どころでは。

 ジャケは先述のコンピのひとつ、『THE COMPLETE MOTOWN SINGLES VOL.4』。1964年編で、上り調子にあったことがよくわかる6枚組。もちろん先の2曲も収まっています。

Complete Motown Singles 11b: 1971

Complete Motown Singles 11b: 1971