映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2010-07-20 笑いの奥にも現実が

gakus2010-07-20

 昨日の『アドベンチャーランドへようこそ』に続く、ジェシー・アイゼンバーグ主演の”ランド”シリーズ第二弾…というワケではないけれど、今週末日本公開されるホラー・コメディ『ゾンビランド』のお話。

 ウイルスが招いた人類のゾンビ化により、荒廃が進んだ近未来のアメリカ。アイゼンバーグふんする引きこもりの童貞青年(やっぱり、ね)は厳格なルールを自身に課し、ここまで感染を逃れて生き延びてきた。そんなある日、風変わりなタフガイと出会ったことから、彼は道中を共にしする。これに油断ならない詐欺師姉妹も加わって、4人はゾンビがいないと言われているロサンゼルスの遊園地を目指すが…。ゾンビランドの”ランド”も、ここでは”大地”の他に、やはり遊園地をも意味する言葉でありました。そんな具合だから、ゾンビの襲撃も怖いというより、アイゼンバーグのビビリっぷりや、ハレルソンの恐れ知らずのキャラの効果で、かにり笑える。エマ・ストーン&アビゲイル・ブレスリンふんする詐欺師姉妹が絡んでくると、オフビートな感覚に拍車がかかる。もちろん、童貞青年の成長劇としてもよくできている。アイゼンバーグって、何気に出演作の選球眼に優れているんじゃないの?

 とにかく笑える映画で、ウディ・ハレルソンが幼いブレスリンに”ウィリー・ネルソンも知らないのか!?”と驚くカルチャー・ギャップ・シーンもあるのだが、この後、ダヴズ"KINGDOM OF LUST"がかかり、なんだか切なくなってしまった。”神よ、海ほどの信頼がなければ不可能だろう、この錆ついた王国では”と歌われるこの曲は、絶望的な大地を象徴しているかのよう。どんなに4人で”ランド”での日々を楽しんでも、絶望がついてまわる。それを気付かせ、現実に引き戻すシリアスな選曲。巧い。

 ジャケは2009年リリース、DOVESの7インチ・シングル”KIGDOM OF LUST”。ダヴズは最近、限定ライブ盤をオフィシャル・サイトでリリースしていました。

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lysislysis 2010/07/21 07:07 >とにかく笑える映画

ですね(笑)。
映画好きな方とちょうどゾンビですがこちらはどげですかね?という話になって、「キラートマトとか笑えるカルトムービーなら大丈夫です!」と答えたのですが、個人的にかなりツボに入りました。アビゲイルちゃん、好きだし。配役よさそうですね!

gakusgakus 2010/07/22 00:42 自分は、割とリアルな童貞談義として気に入っています。ゾンビ映画としてはグロは控えめだから、青春コメディ好きにも勧められると思うんだけど、どうでしょうかね。