映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2010-08-10 もうひとつの”チ●コのカップル”

gakus2010-08-10

 昨日の『コップ・アウト』と同じく、刑事コンビを描いたコメディといえば、先週末全米でナンバーワンヒットとなった『THE OTHER GUYS』。ウィル・フェレルの製作・主演作だから”またDVDスルーか…”と思いきや、日本でも劇場公開される予定というから嬉しい。

 サミュエル・L・ジャクソンとドゥエイン・”ザ・ロック”・ジョンソンがふんするのは無鉄砲な活躍で名を馳せるニューヨーク市警のスター刑事。しかし主人公は彼らではなく、フェレルふんするデスクワーク好きの刑事と、その相棒でヤンキースのデレク・ジーターを誤射したことをトラウマに抱える刑事(こちらはマーク・ウォルバーグ)という、タイトルどおり”他のふたり”扱いされているダメ・コンビ。サミュエルとドゥエインがあっさり殉職したことから、フェレルとウォルバーグは後釜を狙って奮闘するもうまくいかず、それでも大事件の匂いを察知して…。

 見どころはやはり、フェレルとウォルバーグの共演の妙。ウォルバーグといえば『ディパーテッド』等でのコワモテ刑事役の印象が強いが、そんな個性を活かしつつ空回りする熱血ぶりでツッコミに徹し、フェレルがいつもながらの幼児性てボケる。おかしいやりとりは多いけれど、とりわけフェレルが妻(エバ・メンデス)を紹介したときの、ウォルバーグの”こんな美人がなぜコイツに!?”といった雰囲気の顔がイイ。

 フェレル作品では70年代ナンバーの起用が多いが、今回は控えめな印象。印象に残ったのは、ホワイト・ストライプスの"ICKY THUMP"。ふたりが悪役スティーブ・クーガンのオフィスに乗り込んで、銃撃戦を演じる際にフィーチャーされるのだが、硬質のブルースギターの響きがダメ刑事コンビの活躍を際立たせており、インパクトはデカい。この曲が移民問題に言及する硬派な内容であることも妙味で、シリアスさとアホさのギャップについ笑ってしまう。硬派といえば、エンドクレジットで流れるレイジ・アゲインスト・ザ・マシンによる”MAGGIE'S FARM"(ボブ・ディランのカバー)もイイ感じ。

 ジャケは2007年リリース、THE WHITE STRIPES、『ICKY THUMP』のUK盤7インチシングル。

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