映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2010-10-06 いいかげん、打破

gakus2010-10-06

『そんな彼なら捨てちゃえば?』で共演したとはいえほとんど接近していないドリュー・バリモアジャスティン・ロングが、カップル役で共演しながらも、やはり接近できないラブコメディ『遠距離恋愛 彼女の決断』(10月公開)のお話。

 ジャスティンふんする青年はNYのレコード会社に勤務しており、ドリューふんするヒロインはこの街の新聞社に研修に来ていたサンフランシスコ在住のジャーナリストの卵。意気投合したふたりはすぐに恋仲になるが、研修が終わればドリューはNYでの仕事は見つかりそうにないからシスコに戻らなければならない。かといって別れることもできず、ふたりはアメリカの東と西に分かれて遠距離恋愛にチャレンジするが、それもままならず…。

 アメリカ国内とはいえ3時間も時差がある距離だから、気軽に行ったり来たりはできないのでネットやメールで連絡を取り、愛を確かめ合うのが関の山。浮気を疑ったり、溝を埋めるために友人から勧められたテレフォンセックスを試してみたりと、その悪戦苦闘具合が涙ぐましい。この顔合わせだから、その辺がなかなかリアルに出ている。大人のリアルを描き過ぎたせいか、日本ではR15指定に。

 さて音楽。80'sの曲が多いのはドリューが口を出したからか?と最初は思ったけれど、音楽スーパーバイザーに『マグノリア』や『シューテム・アップ』、『HOT TUB TIME MACHINE』(←日本公開して欲しい傑作。そのうち何か書きます)のダナ・サノを迎えたことが大きいのかもしれない。で、80'sモノで印象に残ったのは、ふたりのデートのシーンでかかるTHE CURE"JUST LIKE HEAVEN"で、まさに曲名のまんま。PRETENDERS"DON'T GET ME WRONG"も、誤解の多い遠距離恋愛そのまんまだ。

 最近の曲も多く、BOXER REBELIONなるバンドがシスコのライブ・シーンでは本人役で出演。このバンドはドラマ的にも大きな役割を果たす。それと個人的にはロンドン出身の5人組、FANFARLOの”HAROLD T.WILKINS, OR HOW TO WAIT FOR A VERY LONG TIME”が、なかなか良いタイミングでかかっていたのが良かった。現状打破を歌ったこのナンバーは、遠距離恋愛に疲れてきたジャスティンがドリューの元を訪ねるシーンでフィーチャーされる。

 ジャケはそのUK盤7インチ・シングル、2010年リリース。そういえば、”俺は一発屋ばかり産んできた”というジャスティンの上司が、その例としてJESUS JONESを挙げていたのが、ちょっと悲しかった…というか、ジーザス・ジョーンズは一発屋か!?

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