映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

*過去に取り上げた作品についてはページ左下の一覧表を参照

メールは

こちら

はてなアンテナに追加→

2010-10-17 ソウ外伝

gakus2010-10-17

 『ソウ』シリーズの4作目以降の脚本を手がけ、もちろん今月末公開の『ソウ ザ・ファイナル3D』にも関わっている脚本家マーカス・ダンスタン&パトリック・メルトンが、ボツになったアイデアを練り直し、独立した映画に仕上げた”THE COLLECTOR”が『ワナオトコ』の邦題でDVDリリース中。『ソウ』シリーズに関しては正直、テンションが落ち気味の気もしないでもないが、コレはシリーズのシバリがないぶん面白かった!

 主人公は錠前のプロで、前妻の借金を返済するために、知り合いの裕福な一家の屋敷に深夜、盗みに入る。ところが、そこには恐ろしい先客が。家中のあらゆる箇所に殺人トラップを仕掛け、気に入った人間をコレクションしているサディスティックな覆面姿の犯罪者が、一家の人々を拘束していたのだ。主人公は一家の人々を助けようと奮闘。罠に苦しめられながらも、やがて錠前のプロとして、このトラップ好きの怪人との対決に挑み…。

 窓枠に仕込まれた剃刀やシャンデリアに吊るされたナイフ、ドアを開けると飛んでくる包丁など、そのトラップはいかにも『ソウ』っぽい。必然的に流血シーンも多く、スプラッター・ファンとしては大いに楽しめるうえに、プロ同士の対決となるクライマックスも熱くて、ハラハラしながら楽しんでしまった。続編を作ってほしいところだが、アメリカでコケちゃったからキビしいか。

 ワナオトコに拉致された一家の中で、唯一恋人と外出していた女の子は難を逃れていたが、家の中が大変なことになっているとはつゆ知らず、カレの車でノコノコと戻ってくる。このとき、車の中でかかっているのがバウハウス”BELA LUGOSI'S DEAD”が流れているのだが、姿の見えなくなった恋人を探してカレが家の中に入っていくときに、今度は映画そのもののBGMとして、この曲が流れる。そう、”I'm dead, I'm dead, I'm dead…”のリフレインとともに。”うわー、コイツも死んじゃうのかー”と思っていたら、やっぱり…。

 ジャケは1979年リリース、BAUHAUS『BELA LUGOSI'S DEAD』のUK盤7インチ・シングル。

D

ワナオトコ [DVD]

ワナオトコ [DVD]