映画×ロケンロー備忘録




映画とロックを愛するフリーライターの雑記帖。映画におけるロックの使われ方についての雑感を徒然と書いております

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2011-01-17 馬鹿ヒーロー

gakus2011-01-17

 新年一発目の備忘録は、全米で先週末興収ランキングのナンバーワンにチャートインし、今週末に日本でも公開される明日から公開される『グリーン・ホーネット』。このタイトルだけでブルース・リー遺伝子が疼くのは、アラフフォー以上の世代であること確実。

 厳格な父から新聞社を継いだボンクラ男(セス・ローゲン)が、紙面上の正義感を意に介さず、実際に正義の味方ちなることを決意。父の有能な助手兼運転手だったカンフーの達人(ジェイ・チョウ)とともに、悪を装って裏社会の目を欺き、マフィアの大物(クリストフ・ヴァルツ)に戦いを挑む…。

 ぶっちゃけ、ブルース・リー作品の硬派なノリを期待すると肩透かしを食らう。監督がミシェル・ゴンドリーだからアクション映画にしてはエキセントリックで、彼らしい脳内描写はポップである、ことこのうえない。何よりユーモアが凝縮されている点がオリジナリティ。自分が最後に殴らないと追われない男のケンカ・シーンはとくにおかしい。そういう意味ではダメ男映画なので、“ブルース・リーの『グリーン・ホーネット』”を期待せず、“セス・ローゲンの『グリーン・ホーネット』として受け止めるべきだろう。カトー役のジェイ・チョウ、頑張ってるけれどチョイ、線が細いし。

 で、ロック話。セス・ローゲンの映画はシンプルで勢いのあるナンバーの起用が目につくが、今回はヒーロー・アクションなのでその傾向は顕著。ローゲンが浮かれているパーティのシーンではローリング・ストーンズ“LIVE WITH ME”(窓からテレビを放るのは『コックサッカー・ブルース』へのオマージュ?)、ローゲンとジェイ・チョウのタッグ誕生シーンではWHITE STRIPES“BLUE ORCHID”、グリーン・ホーネットの活躍シーンではVAN HALEN“FEEL YOUR LOVE TONIGHT”と新旧とりまぜ、とにかくノリノリ。

 ギャク的に印象に残ったのは、エンクレで流れるTHE GREENHORNESの曲で、“グリーンホー”つながりのダジャレかよ!とツッコミたくなる。ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトとはRaconteursつながりでもある。ジャケはその曲、“SAYING GOODBYE”を収録した2010年リリースのアルバム『4Stars』。

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